大江戸ソーラン祭り〜完敗

2020年に東京でオリンピックが開催されることが決定した日、僕らは東京の江東区にある木場公演で開催された、大江戸ソーラン祭りに参加した。

僕ら舞ちはらはこの秋の陣の初戦となるこの大会に、これまで全力で準備してきた。

初めて参加するイベント。アウェイ感はいっぱい。関東近県の強豪チームが集結して緊張度も上がる。

さらに、いままで踊ったことのない2段ステージでの審査演舞。自分達なりに工夫をしてフォーメーションをアレンジした。

1本目の演舞は第3ステージ。緊張をほぐすためにも思い切った演舞をしたい。2本目の審査演舞のために同じバージョンで踊る。

少しばらつきはあったものの何とか踊りきった。

つづいての審査ステージ。ステージ脇で円陣を組み声を掛け合った。「この日のためにやってきたんだ。いくぞWe are 舞ちはら!」

MCもかまずにスムーズにイントロがスタート。順調な踊りが始まった。すばらしいPAで僕も自分の声をハッキリ聞くことができた。

その音を超えるようなメンバーのかけ声。おそらく今年一番声が大きかったのではないか。ジュニア組がステージ下段での演舞のときから、観客の反応も徐々に上がってくる。いいぞ、いける。スロー部分が終わり。最後のテンポアップのパートへ。全員が力の限り踊った。曲が終わり礼をしてステージを降りたときは、メンバーみんなが達成感でいっぱいだった。ちょっとミスって嘆いている人もいたけど気にしない。僕らは力を尽くした感はあった。

3本目の通常ステージを終え、いよいよ審査発表へ。

特別賞各賞、そして6位から上位への発表となっていく。3位まで発表されたが、超強豪チームを残して舞ちはらは名前を呼ばれなかった。2〜3年前までにさんざん経験したあのいやな気持ちが蘇ってきた。そしてー

舞ちはらは全く入賞できなかった。

悔しかった。

おそらく、今僕らができる力のすべてを出し切ってもこの結果か。

何がだめで何が悪いのか。

何もかもが失敗に思えてくるようなそんな落ち込み。

他のチームの演舞が斬新でずっと素晴らしく見えてしまう。

「もとまっくはリーダーなんだから、落ち込んじゃだめでしょ」って言われたけど、へこむわ。

 

しかし、いい勉強になった。世の中そんなに甘くはないんだ。

絶対にあきらめない。

きっと、この試練を乗り越えて上に這い上がってやる。

 

やられたら、やり返す。倍返しだ!

“大江戸ソーラン祭り〜完敗” への2件の返信

  1. 私は舞ちはらのファンですよ!
    大江戸ソーランは自分は全く納得いかない演舞でした-_-#

    いろんな評価があります。でも、お客様の笑顔が一番の評価と思います!
    次も応援します!

  2. なまけ猫さん

    コメントありがとうございます。

    僕らもまだまだやりきれていないことがたくさんあります。
    お客様にもっともっと喜んでいただけるよう精進します。

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