一夜明けて~暑さと虚脱感

臨時代表者会議の内容を報告した僕のブログには、100件を超える今までで最高のアクセスをいただいた。もっといい報告で注目されたかったが。

ひさびさに朝から照りつける太陽の暑さと昨日の会議の結果でなんとも今日はぐったり。

今回の事を通じて千葉のよさこいの実態がよくわかったような気がする。2004年に県内外合計38チームで行われたちばYOSAKOI2004、昨年2008年には77チームに拡大していた。その反面運営する側はむしろ特定の個人や企業に集約され、その内容も不透明なままだった。

ちばの「文化」になることを目指したはずのよさこいは5年ではまだ根付いていなかったのだ。それゆえ、一企業の担当や行政の長が変わったりしただけで、継続をしていく事が困難になってしまった。

僕ら千葉のチームはちばよさがどのように運営されているか、その内情も知ろうとせずに呑気に踊っていたわけだ。そのため最大の踊る場をなくしてしまうというしっぺ返しを食らう結果となった。

来年ほんとうにちばよさを復活させたければ、少なくとも千葉のチームの代表者はもっと運営に関わらなければならないだろう。情報公開を前提とした実行委員会を作って進めていくことも必要になるだろう。

そうして何より大事なのは、今年よりもさらに各チームが成長して、観客に感動を与えられなければ、ちばのよさこいは文化にはならないだろう。

やはりちばよさは中止

本日臨時の代表者会議が行われた。会議室で2時間半、食事をしながらさらに2時間半話をつづけたが、結果的には「今年は中止」。

会議の冒頭にKANEさんから、この5年間のちばよさの経緯と今年を中止にするに至った流れの説明があった。

中止に至る最大の理由はやはり、最大のスポンサーである某旅行代理店が降りたことが大きい。これによって莫大なちばよさの資金を集める「つて」が絶たれてしまった。なぜその代理店が降りたのかは定かではないが、企業としてメリットがないと判断されたのだろう。担当支店長の交代も大きな影響があったようだ。

さらには自治体、千葉市の撤退も大きい。これも市長の交代の影響があった。これによって道路使用許可をとるための許認可が難しくなった。さらに、街づくり、中心地域の活性化という祭りの趣旨が失われてしまった。

学生実行委員会が集まらないことも原因のひとつだ。

会議では「それでは規模を縮小するなどして開催する手立てはないのか」という意見が当然出た。たとえば許認可の不要な場所で、千葉のチームだけを集めて行うことはできないのかと言うことだ。

それはおそらく可能だろう。お金もそれほどかからず実施することはできる。

だが、それが本当にちばのよさこいのためだろうか?行政からも企業からも指示されず、踊りたい者だけが集まって、県外チームもよばず、趣旨もハッキリせずにイベントを行えば、それは単なる自己満足に過ぎなくなってしまう。

各チームが資金を集めるために、たとえば企業をまわるとしても、基本的には千葉市外のチームが「千葉市で行われるイベント」のために企業に頭を下げることになり矛盾が多い。

だから、あえてここで一年見送って、すべてを仕切り直しするべきだという。企業との関係、行政との関係。。。そして各チームそのものも。その上で来年に望もうと。

来年かならず実施されるという保証はどこにもない。KANEさんは自信ありげの楽観的だったが、僕は不安だ。ここにはあまり書けないが、ちばよさの内情を聞けば聞くほど逆に5年もよく続いたなと思うくらいだ。

CHIよRENとその旗のもとに集まるチームはもっと積極的にちばよさの開催に向けて関わる必要が出てくるだろう。いや関わって行かなければならない。

夏休み

僕の職場は今夏休み中。大学の休みにあわせて店も長期の閉店になる。

今日は休みの2日目。ほとんどを家ですごしたが、その間にイベントの詳細の打ち合わせを電話で行ったり、壊れた扇風機を新調したり。資源ゴミをまとめて捨てにいったり。

たいしたことはやってない。

これではいけませんな。

転機を向かえたちばのよさこい(と舞ちはら)

今日は舞ちはらの週末練習。イベントを控えているために衣装での練習を連絡してあったのに、数名着ていない人がいる。代表の指示に従ってくれなきゃ困る!と練習前に一喝。いやーな雰囲気に。

そんな雰囲気をさらに後押しするように、ちばよさ中止決定(?)の代表者会議報告をみんなにする。みんな複雑な表情。8月12日に開かれる臨時の代表者会議に向けて、1人づつ意見を聞くとおしなべて「何とか開催して欲しい。自分たちでできることは手伝いたい。」という意見だった。

その後に通常の練習を行う。なんだか逆にテンションが高く、盛り上がったような気もする。

練習後振り付け師の人と長時間打ち合わせをした。

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ちばよさを実施してほしいという、ちばの多くのチームや踊り子からの切なる願いはたくさん寄せられている。

でも、水をさすわけではではないが、実現には多くの課題がある。(以下の論点は僕の聞いた情報によるので誤解や誤りがあるかもしれない)

1。スポンサーの問題:降りてしまったスポンサーに変わって、資金を提供あるいは集めてくれるところは探せるのだろうか?チームの参加費でまかなうことができるのかどうかも定かではない。

2。道路や公共施設使用の許認可の問題:道路などの使用許可は千葉市がバックアップしてくれていたおかげで、代わりにお願いできた。しかし自分たちでやるとなるとその許可をとるのは、想像を絶する以上に大変らしい。

3。運営スタッフの問題:おそらく専任の運営スタッフが必要になると思うが、なり手はいるのか?当日のスタッフは集められるのか?

4。間に合うのか:開催予定日は10月24日~25日だ。2ヶ月ちょっとしかない。

もし、ちばのチームが一致団結してこれらの課題を何とかクリアし、ちばよさ2009を無事開催する事ができたら、ちばのよさこい発展ための重要なターニングポイントになるだろう。

逆にこのまま中止、またはやろうとしたが失敗などということになれば、せっかくまとまっているちばのチームの結束が揺らぐことは避けられないだろう。さらに、来年は国体が千葉で開催予定であり、行政も企業もそちらにかかりきりとなり他のイベントを手控える可能性が強い。そうなると永遠にちばよさは消えるかもしれない。

ちばよさが中止?

昨日はCHIよREN代表者会議が開かれた。定例の活動報告が一通り行われたあと、KANEさんの口から、予期はしていたけど、聞きたくなかった一言が発せられた。

「今年のちばよさは(開催を)1回見送ろうと思う。」

開催を見送る大きな理由は、スポンサーの撤退が大きい。厳しい経済情勢の中で企業もなかなかメリットの小さなイベントには金を出しにくくなっている。乞われて開催するのと、自分たちで自主的にやってしまうのは、大きく意味が違う。

ただKANEさんは言う。

「お金がないことだけが開催しない理由ではないー

ステージを組むだけならお金はなんとかなる。

千葉の街づくりを目的に始められたよさこいが、いつしかイベントありきとなり、千葉のチームも、ただの参加者になってしまい、ちばよさを「作り上げる」という意識が希薄になってしまった。北天魁のスタッフや学生実行委員会も人材不足で今から作るには時間がない。

ちばよさを盛り上げてくれる、県外からわざわざやって来てくれるチームに「参加費を払わせた方がいい」という声まででてきた。

ここで一旦ちばよさを中止することで、もう一度原点に戻って考え直そう。よさこいをはじめた頃、誰1人周りの人はよさこいを知る人はいなかった。そんな時によさこいの本とビデオを配って啓蒙活動をした、そんなことをやりたい。」

会場からは声も上がらなかった。ちばよさを目標に練習してきたチームも多かろうに。

僕も何も言わなかった。決して納得したわけではない。ただ、ここで反対意見を出してちばよさを強行しても、いいお祭りにできる気はしなかった。

5年続いたちばYOSAKOIがいったん幕をおろしてしまう。来年その幕が再び開くかどうかは、ちばのチームそれぞれの頑張りと想いにかかっているだろう。