新型インフルエンザ発生

一昨日の夜、僕のつとめるキャンパスで新型インフルエンザの感染者が発生した。運動部に所属していた最初の感染者は、体調不良のままコンパに出席し、そこでまた広がった。感染者は2人から4人6人と徐々に増えて行った。昨日ついに大学も決意し、3学部のうち2学部を休講とした。決定が夜だったこともあり、知らずに翌日登校してくる学生もたくさんいた。

世間ではすでにどれだけ感染者が出ようと、全く報道されなくなったが、いざ当事者になってみると、その対応は大変だった。

まずは、僕の店の営業時間を短縮に変更した。昨日時点では1学部はまだ講義を行っていたので、閉めるわけにはいかなかったが、客数は激減する事が予想された。ところが、パンやおにぎりなどの食品の発注は2日前が締めきりで変更ができない。いつも販売している莫大な数量が入荷してしまう。

そこで、開店時からすべての食品を半額にして販売することにした。もちろん大赤字。でも、残ったものは廃棄となるのでそれよりは食べてもらった方がましなのだ。これが意外な反響を呼び、いないはずの学生を初め、お掃除を担当してるおばちゃんたちや、校舎の耐震工事をしているおじさんたちまで大量に買い込んでいった。おかげで大量の在庫はお昼にはすっからかん。なんだ、それなら普通に販売すりゃよかったかな。

嬉々として買っていくお客さんに対して、なぜかうちのパートさんたちも、ちょっぴり楽しそう。僕の心中はちょっと複雑。

今日はさらに残る1学部に感染者が発生し、全学部が休講となってしまった。店舗も繰り上げ閉店。もっとも今日はほとんど来店者はなかったようだが。

やれやれ。

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