焦燥感

二日酔い以外に、めったに体調を崩すことのない僕なのだが、先週末から原因不明の頭痛に襲われていた。
頭頂部が周期的に何かに刺されるようにズキズキして、何事にも集中できない。でも土曜日は仕事をして、飲み会までつきあって、そして日曜日は大事なイベントだ。
頭痛は治るどころかひどくなるばかり、でもイベントで渋い顔をしてるわけもいかず、何とか耐えた。

日曜日5/25の八幡臨海まつりは初めて出演するイベントだった。会場の広さの都合で乱舞のみの演舞だったが、朝早くからたくさんのお客さんが来場してくれた。
木内さんたちやあっくん夫妻の姿も壇上から見えて、胸熱くなる。わざわざ来てくれたんだ。頭いたいなんて言ってられない。
精一杯の演舞を終えて、更級公園へ移動。午後は「お披露目会&練習会」にて演舞だ。

かつては札幌のYOSAKOIソーラン祭りに参加するチームの壮行会の意味合いがあったイベントだが、最近は秋に行われるちばYOSAKOIのプレイベントの感が強まってきたかな。
午前中のパレード演舞がまだ数チーム演舞をしていて、見に行くと、とだっちに合った。うれしかった。遠くから今年も見に来てくれたことがとてもうれしかったし、クールで的確なアドバイスが聞けると思うとドキドキした。
午後のステージ演舞前に各チームの練習時間となり、僕らも公園の隅でフォーメーションのチェックをする。音響を何にも持ってこなかったので、カウントと「生歌」で何度か通して踊る。何となく合わないところもあったのだが、まいっかということでちょっと早めに切り上げ。

他のチームの演舞の練習を見る。舞謳歌の練習を見て衝撃。踊りのキレといい、振り付けの奇抜さといい、未完成ながらこれはまたすごい演舞になるなと感じた。舞神楽の練習はいつものようにインストが的確に指導して、仕上げていく。3年連続ファイナル進出を目指してメンバーの士気も高い。見ていて圧巻だった。

演舞の時間になり、僕らも力の限り踊ったはずだったが、なんとなく物足りなさを感じた。別にメンバーは手を抜いているわけではないのだが、会場の反応はいまいち。
何が足りないのか。自分に問いかける。ビデオを見てもすぐには答えが出そうもない。しかし、ここで満足してしまったら、秋の陣での入賞はないとひしひしと感じた。

ここからが勝負だ。自分達の今の踊りに満足せず、さらに上を目指そう。
応援してくれる人の為にも、自分達の為にも。
必ずやれると信じよう。

 

僕の頭痛は週明けの今日も治らず、仕事を休んで医者に行った。
薬を処方してもらって何とか落ち着いてきた。

船橋よいとこ

今日は久しぶりに船橋でぶらり途中下車の旅。

東京勤務になってからは、船橋が単なる通り道になってしまったのでなかなか寄ることができない。ここは良いお店がたくさんある。お寿司も、焼き鳥も立ち食いそばもうまい。駅の近くのときわ書房は、遅くまで営業している素敵な本屋さん。駅前らしくビジネス書が充実。そんなに大きな本屋ではないが、興味深い品揃えでいつも長居をしてしまう。

本屋の次は腹ごしらえ。船橋はたくさんのうまいラーメン屋もある。ちょっと歩いて、無限大ラーメンへ。大勝軒系の太麺、もやし大盛りのラーメンもうまいが、つけ麺も絶品。今日はゆず味のつけ麺をいただく。

おなかいっぱいになったら。駅前通りを腹ごなしの散歩。船橋市民まつりの時は、この通りを踊ったなあ、と思い出しながら京成船橋の駅へ。ここから我が家までは一直線。さて一眠りしながら帰るか、終点だから乗り過ごすことはないし…

たくさんの教訓〜木更津舞尊を終えて(その3)

(その2よりつづく)

南総みよし烈華隊の演舞は、難しいフォーメーションを正確につくり、まさによさこいの王道を行くような演舞だった。おなじみの和にこだわった衣装も美しかった。

長南紅古蓮の演舞は実に楽しくて、旗や小道具もたくさん使って、とんだりはねたり。おみこしも出てきて立体的なエンターテイメントだった。見ている僕も楽しくなってくる。舞ちはらはお客様に楽しんでいただけているか、少し不安になった。

そして、ノックアウトされたのはCHIよREN北天魁の演舞だ。ゴールデンウイークを全部練習に費やして、万を時して発表されたという演舞は、後半になればなるほど盛り上がっていき、フィナーレでは完全に圧倒され引き込まれていた。踊り子の思いとか気持ち感情が伝わってくるような気がした。

さらに驚いたのは美遊侍隊と舞尊を応援したい仲間たちの「侍」という演舞だ。乱舞曲だということだったが、いままで見たこともないよさこいはまさに衝撃。MCなし、掛け声もなし、笑顔もなし。ゆっくりとした曲に合わせて静かに踊る。その力強さと切れの良い動きから、踊り子一人ひとりの筋肉のきしむ音が聞こえてくるような凄い演舞だった。まいった。こんなよさこいもあるんだ。

他のチームの演舞を見て、この木更津舞尊は本当に勉強になった。

 

舞ちはらはありがたいことに、ファイナルに進む事ができた。最後の演舞では「舞ちはららしい」演舞をすることだけを心がけて臨んだ。

 

結果は弟橘姫賞(第3位)をいただく事ができた。なかなかファイナルで踊れなかったころから考えると、夢を見ているようだが、その反面なかなか超えられない壁があるのも実感した。この木更津で学んだ事を糧にこれからますます進化していきたい。

 

 

最後に踊る舞台を提供していただいた、木更津舞尊のスタッフのみなさんに心より感謝したいと思います。

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たくさんの教訓〜木更津舞尊を終えて(その2)

パレードに続いては、ちょっと離れた羽鳥野会場でのステージ演舞。バスで20分揺られてやっと到着。休む間も無くすぐに演舞。草っ原のために踊ると土煙がもうもうと上がって、踊り子が霞むほどだった。このあたりからMCも安定してくる。終わってまたすぐに移動でいよいよ審査会場へ。

審査演舞だが、僕は不思議に緊張はなかった。練習の時から、メンバーにも自分にも言ってきたのは、初めて披露する演舞なので未熟なことは仕方がない、ただ、いま自分にできる後悔しない演舞をしよう、ということだった。やるべきことをしっかりやろう。

僕らの順番になり、円陣を組んで気合いを入れる。掛け声とともに会場へ走り込む。MCをスタートさせる。早口にならないよう抑えてハッキリと。お客様からの「まいちはらー」という声が聞こえる。曲がはじまり踊り子が舞う。もうそのあとはあれこれ考えない。リズムだけはずれないように、思いっきり叫ぶだけだ。お客さんが手拍子をしてくれているのがチラリと視界にはいる。やった!うれしい。無我夢中で踊り切った。とにかく今年初めての審査を終えた。

審査演舞を見ていてくれた振付師からは、「緊張していたのかもしれないが、舞ちはららしい笑顔が足りない。顔が引きつっていた。」との指摘があり、さらに僕にも「MCは後半声がこもっていた」とも。

いかんな。やはり緊張するなといっても顔や声に出てたのか。

その後、他のチームの審査演舞を見て、かなり打ちのめされた。(その3へ続く)

たくさんの教訓〜木更津舞尊を終えて(その1)

今日は第13回の木更津舞尊に参加してきました。

舞ちはら2014の初お披露目ということもあって、今年の演舞が見る人にどのように受け止められるのかが、とても気になっていた。テーマ設定や演舞曲、歌詞、衣装、そして振り付けとその見せ方など、さまざまことを考えて作ってきたが、それが観客に受け入れられなければ意味がない。僕自身は審査はあるが、あまり気にせず今の実力をしっかり発揮できればそれで良いと思っていた。

木更津舞尊では近年まれに見る大晴天のもと、僕らはまずパレード会場での連続2回演舞に臨んだ。開会式から割とすぐだったので、あまり時間もなくあわてて会場へいそぐ。立ち位置確認もままならないまま1回目の演舞。

僕も人前での新曲MCは今年初めて。提携の挨拶はそつなくこなしたが、アドリブの部分で今年のテーマなどを話し忘れて自分で慌てる。曲スタート前でのMCのいつもの台詞もちゃんと浮かんでこず、訳のわからないことを言ってしまう。さらに、踊りの前の「セイ、ハ!」の声も踊り子と僕との間でずれが生じた。

反省しきりで2回目のパレード。こちらは少し落ち着いたので、1回目よりはだいぶましになった。踊り子の形もかなり整った。

(その2につづく)