「日常」はどこへ行ったのだろう

電車がダイヤ通りに動くのが当たり前だと思っていた日々。

交差点には信号が「点灯」していることが当たり前だった日々。

並ばなくてもガソリンを入れられた日々。

コンビニやスーパーに商品が一杯だった日々。

「節電」とは気持ちだけの問題で、実際はジャンジャン電気を使っていた日々。

バラエティ番組の合間のCMがなつかしい。「エーシー」なんて声は聞きたくない。

原発はどんな地震にも耐えられると信じていた日々。

菅政権なんぞ風前の灯火だと思っていた日々。。。

そんな日々は、いつ戻ってくるのだろう。

もう、けだるく繰り返す「日常」は戻ってこないのだろうか。

いや、負けるもんか。

僕らはこの震災を通じて自然の力に畏怖し、電気のありがたさを知り、人とのつながりの大切さを学ぶ。新しい日本を、新しい僕らが作り直すんだ。

f:id:motomac:20110313150434j:image

僕らにできること

東北東日本大震災が起きてから今日で6日目。

電力不足による輪番停電の実施に伴って、電車の本数は大幅に削減されている。通勤の方法も、停電の時間によって、毎日違う。今は朝起きると、今日はどの路線が動いていて、どうやってたどり着けるかをパズルを解くかのように考えるのが日課になった。

ガソリンスタンドでは給油を待つ車が長い列を作っている。ガソリンはそんなに不足しているわけではないのに、不安が不安をあおる。スーパーやコンビニではおにぎりやパン、カップラーメン、飲料水、乾電池、トイレットペーパーといったものがあっという間に売り切れてしまう。そんなに必要なはずがないのに。

「日本人は暴動や略奪もなく、礼儀正しい行動をしている」と外国のメディアに賞賛されたばかりなのに、これではいけない。

今こそ「助け合い、譲り合う」ことが求められている。自分さえよければ、自分さえ助かればいい。などというヒステリックな行動は慎もう。かっこ悪いぜ!

でも、混み合うバスの中で、立っている人の荷物を座っている人が持ってあげたり。大混雑している駅できちんと並んで入場したり、まだまだ大丈夫。

今日は疲れた

職場へ行くのに行きに4時間、かえりに9時間!かかった。もう経過を書くのもめんどくさい。

地震による計画停電のため電車はほとんど動かず。高速バスで一度都内にでたためだ。

明日は動くのか?

東日本巨大地震

2011年3月11日午後2時46分ごろの事だった。春休み中のいつもの穏やかな店内は、急におそってきた激しい揺れで騒然となった。僕はたまたま検収の中でパソコンに向かっていたのだが、店内に飛び出していった。揺れはおさまるどころかどんどん激しくなる。パートさんにレジについて、落ち着いて!と叫んだ。激しい揺れに泣き出す人もいた。商品が棚から落ち始める。ファイルが棚から落ちてくる。パラペット(照明)が激しく揺れる。1~2分も続いただろうか、やっと揺れがおさまった。

僕はみんなに落ち着いて行動するように指示して、自分の家族に連絡を入れるように伝えた。その上ですぐ帰る必要がある人は申し出るように言った。それ以外の人は商品や棚をかたづけるように指示。2階の書籍フロアでは文庫本などが床に散乱していた。さほど被害は甚大ではなかったが、2階はそこで営業を打ち切って閉店を指示した。

1階にはそれでも学内の学生がまだ来店していたために、ある程度営業を続けることを決意。しかし結局15:30に閉めることにした。レジを片付けて店内を整理したところで、今日はもよりの電車が復旧見通しが立たないことを知る。大学は校舎を開放し、帰れなくなった学生をそこに泊める事にした。

僕はその学生達に何かできることはないかと考え、お茶10ケース(240本)とカロリーメイト200箱を配布することにした。生協の職員みんなで台車に商品を載せ、教室前でお茶などを配布。あっという間にみんなに配ることができた。

その後、店を後にして、近くにすむ同僚のお宅に泊めてもらう。一晩中つづく緊急地震速報と余震のためにあまりよく眠れなかった。

翌朝まだ電車が復旧していないとのことでもう一度店に戻ってみる。学生はほとんど残っておらず、雑用をかたづけて動き出した電車でやっとの事で帰宅をした。

今回の地震で災害時には電話やメールはすぐにつながらなくなったが、ツイッターをはじめネットはまったくといっていいほど障害なく、コミニュケーションをはかれた。デマも飛ぶので万能とは言えないがすごいツールだ。

東北地方では甚大な被害でたくさんの犠牲者がでているという。心からお悔やみ、お見舞いを申し上げたい。

でも、外国のメディアにも賞賛されていたが、こんな災害が発生しても、パニックも暴動も起こさず、秩序をもって整然と対応していく日本人であることに、僕は誇りを持った。

必ず復活しよう。必ず復活させよう。

この子はホントに賢いのかも~トリンドル玲奈

今日は夕飯を食べながら、横目で見ていた「リンカーン」に出ていた、トリンドル玲奈。なんつーか天然なのか、計算なのか、ただの可愛いだけでなく、バラエティ番組の空気をよく読んで、「間」の取り方がとてもジョーズだった。

売れそう。

もう、売れてんのか?