今月の20日に舞ちはらは茨城県の大子で開催される「常陸国YOSAKOI祭り」に参加する。舞ちはらとしては初めての千葉県以外での演舞になる。
僕は個人的に1度だけこのお祭りを見に行ったことがある。それはいまから6年前の2006年のことだ。当時は舞ちはらが初めてのオリジナル曲を作るために、北海道の山内先生に頼んで振り付けをしていただいていた頃だ。その山内先生が振り付けを担当している関西京都今村組が当時はゲスト出演をしており、そのチームにも興味があった。
でも、何より4時間も車を走らせてでも見に行きたかったのは、北天魁の新曲がお披露目となるとのことで、どうしてもそれが見たかったのだ。
山あいの小さな街なんだけど、とてもたくさんの踊り子や観客でにぎわっていた。五月晴れのいい天気で爽快だったことは覚えている。僕はよさこい業界では駆け出しのころだったので誰も知り合いがおらず、一人でメインステージの演舞を感動しながら見ていた。そんな時に僕の知っている方が観客席にいた。
まつりっこさんとおどりっこさんだった。
まつりっこさんは、舞ちはらが結成された時から、折に触れてイベントを見にきてくれた。
どんな会話をしたかはあまり覚えていないけれど、トレードマークの帽子をかぶってビデオを撮影していているまつりっこさんを見て、ほっとしたことは覚えている。「舞ちはらはでないのかな?」って聞かれたが、当時の僕らはそんなことは、まだ夢のまた夢の時代だった。
北天魁の新曲も今村組も水戸藩も素晴らしい演舞だった。演舞を見ながらいつかはあの舞台に立ちたいと思ってきた。今年やっとそれが現実になる。やっとここまでこれたのだ。