また、台風かと思うような大雨の今日、僕は今年2度目の健康診断にのぞんだ。
本来なら前日の8時以降は、食事はおろか水さえも飲んではいけないと案内されているのに、昨日の夜はビールジョッキ1杯、白ワインを1本あけて10時ごろまで飲んだ。あろうことか今朝はぼーっとしていて、奥さんが出してくれたコーヒーを飲み、小さなコッペパンを2個食べてしまった。なんじゃそりゃ。
仕方がないので検査の時間までに完全消化するぞと心に誓い、電車に乗り込んだ、が大雨でダイヤが遅れに遅れ、結局30分ほど遅刻してしまった。
今日は胃の検査は、僕にとって史上初の「胃カメラ」。どんな目にあわされるかわからなかったので、ちょー不安だった。その不安は的中。実に厳しい戦いだった。
まずは、看護士さんの明るい笑顔での本人確認と様々な指示。
「タオルを枕の上にひきま~す。」
「メガネを外してくださ~い。」
「胃の動きを押さえる筋肉注射をしま~す。痛いですよ~(!)」なんちゅー脅しや。
「喉の麻酔をしま~す。」霧吹きでシュ!「はい、まずいですよ~」苦~っ!
「マウスピースをかんでください。テープで固定しま~す。」
「つばが出たら飲まずにどんどんタオルに吐いちゃってくださ~い」
もうここまでの攻撃で僕は舞い上がってしまい、モニターを見る余裕などない。目を閉じて早く終われと祈るばかり。今度はお医者さんに交代。
「はい、それではカメラを入れていきま~す。最初は少し苦しいかもしれませんが徐々になれてきま~す。なれてきたら終わりで~す。」喉に強烈な異物感。オエオエ~おえ~。
「はい、それでは空気入れま~す。」空気入れる?!胃を膨らませて中を観察するそうだ。くっくるし~。
「はい、きれいですね~」どうやら僕の胃は、朝食ったパンを小腸方面に押しやることに成功したようだ。
「はい、空気抜きま~す。カメラ抜いて終了しま~す」オエ~
いや~初体験の胃カメラ、結構厳しいものがありましたが、バリウム飲むよりは時間的に早く終わっていいかも。
それにしても、もう少し簡単にできる胃の検査は開発されないのかね~?