iPadは本当に有用なのか?

iPadを手に入れてから20日が経過した。その間にケースを3つも買い換え、いまの一番理想的な物にたどり着き、ホッとしている。電車の中で取り出すのもだんだん慣れてきた。でも、RSSを読むのも、Twitterを読むのも、格段にiPadの方が見やすい。バッテリーの持ちなどは比べ物にならない。こうやって文章を書くのも、ブラインドタッチがほぼ可能で、当初考えていたワイヤレスキーボードはいらないかもしれない。

ただし、期待外れな面もある。たったまま使うのは多少重い。日本において、特に僕のように千葉の田舎に住むものはwi-fiモデルはダメだ。必ず3Gが必要になる。ネットにつなげないiPadは実力の半分も出せない。かといって、wi-fiルーターはまた金がかかる。

さらにiPad用のAppはiPhoneに比べて若干高い。これはなぜなんだろう。そしてきわめつけは、電子書籍サービスが乱立して、自分の読みたい本がどこのあるのかわからなくなってきた事だ。 日本の音楽がiTunesやmoraや着うたに分かれているのと同じように、いやもっとひどい状況で書籍は何がなんだか分からなくなってきている。みんな自分の利益を守る事ばかり考えて、読者の事など置いてきぼりだ。本は本屋で選ぶ時に表紙の装丁やその帯を見たり、パラパラ中身を見たりして、買うか買わないかを決めるものなのに、それもさせずにいきなり買う気にはなれない。さらに、紙の本よりも高く売り出す出版社まであらわれた。付加価値が何もないものを消費者が高く買うはずがないじゃないの。

まあ、とにかくiPadの真価が問われるのはまだまだこれからだ。

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