ちばよさへラスト練習

今日は通常練習の日。仕事があったので行けるかどうか微妙だったのだが、なんとか駆けつけた。

ちばよさまでの最後の週末だ。この週末ですべてが決まる。

ストレッチを終えて、今日の練習の説明のあと突然みんなが「ハッピバースデート〜ユ〜♫」と歌い出した。なんと一日遅れの僕の誕生日を祝ってくれたのだ。チュッパチャプスでつくった花束をキッズ隊からもらった。胸が熱くなるほどうれしかった。

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さあ、練習だ。立ち位置やフォーメーションを改めて一つ一つ確認して、徐々に踊りを作り上げていく。荒かった演舞が徐々に形作られて、思いが込められていく。ちばよさの特別な「入退場5分以内」という制約のなかで、すべて完了できるかを実際に試したりもした。

さて、明日は外練だ。

近いようで遠かった「東京」

昨日は、舞ちはらは初めて「東京よさこい」に参加した。今年で15回目を迎えるこのお祭りは、全国から110もの参加チームが集まり、東京の池袋を中心に都内数カ所で演舞を行う。以前よりその存在は知っていたのだが、10月のこの時期は、例年千葉県内のイベントと重なり、参加したことはなかった。

現地でまず驚いたのは、観客の数の違い。想像以上に沿道を人が埋め尽くし、踊り子にとってはテンションが上がる。さらにその演舞場所にもびっくり。最初の演舞会場はまさに飲み屋街のど真ん中(笑)通りが狭い上に、横道からの人通りのコントロールもアバウトなので、人が横切るわ、自転車は通るわ(笑)

池袋に来るのも初めてというメンバーもいる舞ちはらは、すっかり雰囲気にのまれてちょっと緊張気味。でも次第にそれを楽しむようになってきた。先日おこなった振り付けの変更がまだまだなじんでおらず、最初ドタバタ感が否めなかったが、1回目、2回目と重ねるごとに徐々にそろってきた。

3回目のパレードを終えて、混雑する地下街を抜けてJRへ。山手線で巣鴨まで移動。プラカードを掲げて、衣装で移動する僕らに通行する人はみんな奇異な目を向ける。中には「どこで踊ってるの?」とか「がんばってね」とか声をかけてくれる人も。いやはや楽しいね。

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これを持って歩くなんて「ゲバゲバ90分」だね!

巣鴨の駅前でステージ演舞では、構えをしただけで観客から謎の拍手が涌いた。こんな経験はないな。(笑)いまだ理由は不明。

開会式も閉会式もない、アバウトなイベントは最後の演舞でおしまい。メンバーは帰路についた。

だが、僕と何名かは表彰式に残るように指示され、最後まで残ることに。30チームくらいが何らかの賞をいただけるとのことで、ちょっぴり淡い期待を抱いたが、案の定何も受賞なし。正直少し悔しさはあったが、当然だろう。東京の素晴らしいチームの演舞も見ることができたし、収穫もあった。

次はちばよさ。今度こそファイナルを狙うぞ。

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ライダーさんと再会

先月ぶりに、今日は中年ライダーさんのところへ、あゆままやなっちゃんパパ、しょうやんと山ちゃんで訪問してきた。台風の接近にともなう雨のなか、羽生の自宅へ到着するとライダーさんはリビングで車椅子にのったまま出迎えてくれた。

約1ヶ月ぶりにあったライダーさんは、この間より少しだけやつれた感じだった。座っていると徐々に右側に体が傾いてしまい、時より苦しそうに呼吸をすることがあった。でも、受け答えはしっかり明快でよさこいの昔話や最近の様子について、あれこれ語りあえた。食事も(時間はかかるが)普通にとれるそうで、なんとお酒も普通に飲んでいるとのこと。なんだあ、じゃもっと遅い時間にくりゃ良かったね、と笑いあった。

テーブルにおいたパソコンで、いつもYOUTUBEを見て、今年の演舞もチェックしてくれているそうだ。

僕はライダーさんに何もしてあげられない。ただこうやって時々会ってよさこい談義をするくらいだ。それしかできないけれど。またね、ライダーさん。今度は飲もうね。

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あきらめたらそこで終わり

今日は四街道で行われた「よさこい道2014」に参加した。親しい友人達が、手作りで企画・運営しているこのイベントが僕は大好きで、毎年楽しみにしている。審査もなく、他のチームの演舞を間近で見ることができるのでいつものんびりくつろぐように参加してきた。

だが、今年は事情が違った。

昨日の練習時に、振り付けとフォーメーションの変更が行われた。その変更内容は単なる「修正」ではなく、ほぼ新たな振り落としに近いほど、大きく変わるものだった。当然メンバーはついて行くのがやっと。特に序盤と終盤の構成は、全体的に大きく変わった。踊るたびについ、以前の振り付けが出てきてしまう。かけ声も変えなくてはならない。当初はステージ演舞まで変更する予定だったが、時間がなくなり、とりあえずパレードのみを変更し、ステージは旧バージョンで踊ることになった。

今朝は少々早めに集合して、パレードの演舞を中心に振りの確認を行った。何度も何度も怪しいところを繰り返して練習するが、ミスが続いた。

時間が来て、心に不安を抱きながら最初にステージを2本踊る。何度も踊り慣れたはずのステージ演舞も、次のパレード演舞が気になって100%の力が出し切れていない。

昼休憩を挟んで、いよいよ新・パレード演舞だ。当然MCも変更したが、イントロ部分は踊り子の失笑を買い、今ひとつ乗り切れない。でも、やるしかない。自分的には力の限り出し切った。踊り子も今できる力は尽くした。しかし、振りのミスもつづき、フォーメーションは乱れ、声は出ていなかった。終わって踊り子に感想を聞くが誰一人として納得しているものはいなかった。次の動作のことばかり考えて、演舞に気持ちが入らなかったという。こんな気持ちで演舞を終えるのは初めてかも知れない。

舞ちはらはいま、大きな試練に立ち向かっている。旧来の振り付けに限界を感じ、新たなものに変更した。それが吉と出るか凶と出るかはまさに自分達の気持ち次第だ。新たな振り付けを信じて、そこに命を吹き込むのは僕らの役目だ。絶対にあきらめない。

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ひまわりフェスティバル

朝から夏の残暑をおもわせるような、照りつける日差しの中、ひまわりフェスティバルに参加した。今年からはフクダ電子アリーナだけではなく、蘇我駅を超えた菰田公園にも会場が設置され、踊り子はその間を歩いて移動することになった。

舞ちはらは先週土曜日に大幅変更したばかりの、パレード演舞を披露することを念頭に置いて、朝からみんなで必死に復習。

最初に菰田公園でステージ演舞。校庭のグランドのような砂でできた公園のフィールドは、カンカン照りの太陽で乾き、ちょっと踊っただけでももうもうと砂煙が上がり、しかも滑りやすかった。メンバーもかなり踊りにくそうだったが、そんな気持ちを見せないように気持ちをこめて踊った。

フクダ電子アリーナに戻ると、スタッフにパレード演舞はできないと伝えられる。今回は広場の真ん中で別のイベントが行われ、パレードコースが確保できないのが理由だそうだ。事前によく確認もしないで、例年通り2回目の演舞はパレードだと思い込んでいた僕ももうかつだった。

仕方なしにステージ演舞を行う。とはいえ、5月以来踊り続けてきたこのステージバージョンも次回までには変更が入る予定。ある意味最後の演舞だ。

しかし、僕はあまり演舞に集中できなかった。直前に行われた総乱舞を2曲連続して踊ったので息も上がっていた。また演舞中は場当たりもやってないので列は乱れが気になり、鳴子や扇子の落とし物が気になり、自分のマイクの「返し」ほとんど聞こえないことにも惑わされた。おかげでMCもかけ声も何回も間違えて自分なりに納得いくものではなかった。

閉会式ではメンバーのサエが個人賞をいただいた。彼女はこのひまわりフェスティバルでは2度目の受賞となる。高3の彼女は受験生で、今大変な時期なのに踊り続けている。終了後のミーティングでも「いろいろ悩むことは多かったけど、これで吹っ切れました。これからはみんなを引っ張って行けるようにがんばります。」と話してくれた。とても頼もしく見えた。

終了後に利ゑ蔵のりえ先生の提案で、2つのチームが輪になって、昨年この時期になくなったたかちゃんのために「三三七拍子」でエールを送った。

さあ、これからが舞ちはらにとっての本当の正念場だ。短期間で大規模な改造をしなくてはならない。気持ちを新たに取り組もう。