縁の終わり

先日の日曜日11/17は市原市市制50周年記念式典が市原市市民会館大ホールにて開催され、舞ちはらと飛翠迅さんがその式典のオープニングアクトとして招かれ、演舞を披露した。

僕らにとっては、最後の「縁」だ。

4月から踊り続けてきたこの曲も、観客の前で披露するのはおそらくこの日が最後となる。この演舞を最後に受験のためにチームを去るメンバーもいた。様々な思いを込めて僕らは最後のステージへ向かった。

驚いたことに、僕らのたった一度の為に、いつも応援に来てくれる舞ちはらの友人達が、たくさん見に来てくれた。遠くは神栖から、埼玉から、何時間もかけて僕らの1回だけの演舞を見に来てくれたのだ。もうそれだけで胸が熱くなってしまった。なんて僕らは幸せなんだろう。みんなの期待に応えられるように、たった一度の演舞を僕らは心を込めてしっかり踊った。

今年は演舞のお披露目が早かった。4月にはもうお披露目したけど、途中大きく演舞が改造され、夏には新しい踊りのようになった。天候にも恵まれず、なんども踊れないことがあった。今年は近年でもっとも踊った回数が少なかったのではないか?

メンバーを失うという悲しい出来事もあった。

大きな賞もいただいた。また、賞を逃して悔しい思いをしたこともあった。

長いようで短い1年が終わった。

今年のテーマは「縁」だったが、まさしくこの曲を通じてまた少しよさこいの縁が広がった。

おみがわYOSAKOIを終えて

くやしい。

くやしい。なんでこんな結果なんだ。僕らは大賞を目指してきたのに、4位とは。

発表の瞬間、ショックでしばらく顔が上げられなかった。

なぜだめだったのだろう。ファイナルではほぼノーミスで踊ったのに。

どおして?

 

 

でも、一日経って自分達の演舞をYOUTUBEで見ていて、ハッと思った。

そんなことを思っているのは自分のエゴ「奢り」ではないか。

準大賞2チームが発表されて、次に大賞チームが発表されるとき、「うちが絶対(名前を)呼ばれる」と思ってしまったその奢り。ファイナルに進出できずに涙をのんだチームがいるのに、配慮もなしにくやしい表情をしてしまったその奢り。そればかりか、雨で強風の予報が大きく外れ、日が差すほどの天気で無事に踊れたことに感謝もしない奢り。

僕は自分達が賞に固執するあまりに、たくさん集まっていただいたお客さまに本当に感謝していただろうか?

長い時間をかけて準備をし、イベントを作り上げて、踊る場所を提供していただいた、小見川の皆さんに感謝をしていただろうか?

賞にこだわるあまり、僕は大切なことを忘れそうになっていた。

 

 

メンバーは今年一番の素晴らしい演舞ができたと思う。審査パレードの時、ある者はスタート前から涙を流していた。踊り終わったときもたくさんのメンバーが感極まって泣いていた。地方車の上から見ていて僕も胸にグッとせまるものがあった。ファイナルの演舞でもほぼノーミスで実によくそろった演舞ができたと思う。出せる力は出し切った。

これだけ素晴らしい演舞ができてのこの結果だから、もういつまでもくよくよするのはやめよう。

今年最後の審査は終わった。

去年も言ったかもしれないけど、僕らにはまだ目指すものがある。

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