よさこい道2012

9/22に四街道で行われた「よさこい道2012」に参加してきた。チームとしては4年ぶりの参加だが、僕がよさこいを始めた頃に知り合った友人がたくさんいるので、なんとなく四街道にはふるさとのように感じる。

そう、旧友がいるだけに無茶ぶりもしてくる。開会式が終わり乱舞になると、実行委員の火の用心さんが、「舞ちはらのもとまっくさん。至急本部テントまでお越し下さい。」という。行くと「乱舞のMCよろしくね。」とマイクを渡される。え〜聞いてないよ〜。と言う間もなく、どっこいしょがスタート。(仕方なしに?)朝からノリノリでどっこいしょMCをこなす。

終わるとさらに、「1時から、旗士の共演があるんだけど、もとまっくさんMCやって。」と言う。なに〜っ!!(笑)なぜまた当日にそんな無茶ぶりを言うの〜、と一応、口では言ったが、正直なんだか面白そうでいっちょやったろかいとちょっぴり思った。(笑)

さて、舞ちはらはおちゃらけてはいられない。このよさこい道はきたるべく「黒潮よさこい」に向けての実戦シュミレーションの意味合いも兼ねていた。絶対に負けられない。そのために黒潮で想定されるフォーメーションと同じ間隔をとりステージを踊る。しかし1回目の演舞が終わって僕はみんなに言った。「今の演舞は0点です。声が全然出ていない。さっぱり聞こえないです。さらに、(小道具の)落とし物がたくさんある。これでは勝てない。」

2回目のステージ演舞。1回目よりは少しまし。でも、まだまだ。

3回目はパレード演舞。気合いは入ってきたようだ。観客の反応もいい。でも、その後の利え蔵さんの演舞を見てやっぱりうちのめされる。なんだか格がちがうのだ。踊りの技術うんぬんではなく、彼らの踊りからは想いや気持ちがビンビン伝わってくるのだ。僕らの踊りに以前から感じている「情熱不足」をまたしても感じてしまった。

イベントが終わってからのミーティングでもメンバーに同様のことを話した。今年の演舞の最大の壁に突き当たったような気がする。

練習と情熱

先週末は仕事のため土曜日の練習には出られなかった。日曜日に外練習から合流する。

パレード練習を最初に見る。確かにきれいにまとまってきてる。多少の乱れやミスはあるけれど、ほとんど振りは全員入って、フォーメーションも固まったので不安なく見られるようにはなった。

が、しかしだ。

それがエンターテイメントとしておもしろいか?と問われると「?」疑問符がつく。なにが足らないのだろうか。

今村先生がブログの中でダンスの評価の基準はテクニック、ビジュアル、パッションで評価されると書いていた。

そうなんだ。僕らにはパッション「情熱」が不足している。どうも、踊りをこなしている感じが拭えない。

かまがやで思ったような結果を出せなかったのもそれが大きい。

場所を移して体育館でステージ練習を行ったが同じようなことを感じた。たまたま見に来てくれた振り付け師からも「昨年のような(熱い)取りたい感が見えない。」と言われた。

別にメンバーが手抜きで踊っているとは言わない

。しかし観客に伝わらなければ意味がない。

僕は演舞の間に繰り返しそのことをメンバーに語った。わかってもらえただろうか?

いよいよ10月からは審査ラッシュの秋の陣が始まる。まだまだ勝負はこれから。

20120918-011458.jpg

ちばYOSAKOI2012の概要が明らかになる

IMGP0019

(ちばYOSAKOI2011)

昨日はCHIよRENの代表者会議だった。

恒例の各チームの近況報告の後、この間のイベントの概括などがあり、ちばYOSAKOI2012の説明が行われた。

概略

今年のちばYOSAKOI2012は10月27日(土)、28日(日)に昨年同様上総いちはら国府祭りと共催で千葉県市原市五井地区を中心に開催される。今年は5カ所で演舞が行われる。

1)市原メイン会場(ステージ)

2)市原パレード会場(パレード)

3)千葉中央公園会場(27日のみ、ステージ)

4)市原市役所会場(28日のみステージ、変更になる可能性大)

5)五井駅西口会場(28日のみステージ)

千葉県の内外から現時点で53チームが参加し、頂点〜グランプリを目指す。

昨年と大きく変化する審査方法

今年はまず10/27(土)に参加するチームの中で1チーム「土曜日の大賞」を決定し、ファイナルコンテストへ進出する。

10/28(日)の一次審査は参加チームを3つのグループに分けて、各グループの上位2チームづつがファイナルへ進出する。(なお、土曜日で1位通過したチームが1,2位に入った場合は下位のチームが繰り上げ進出。)

もう1チームは審査員の特別推薦でファイナルへ進出する。

合計8チームがファイナルコンテストで演舞することができるのだ。

さらに一次審査は、4人審査員の即時採点方式により、演舞後その場で得点が発表される。ただし別に影の審査員が2人おり、その審査員の得点を加点して、最終的な合計点で総合得点が決まる。

観客にとっては楽しいかもしれないが、チームにとってかなりきついルールだ。

一次審査グループ

一次審査の3つのグループ分けが抽選でおこなわれ、以下の通りとなった。

<Aグループ>

IMG 4894

<Bグループ>

IMG 4896

<Cグループ>

IMG 4898

舞ちはらは「Cグループ」だ。写真の文字の頭が切れているので、下に改めて記すと、

REDA舞神楽ジュニア

シグネット 横浜百姫隊

YOSAKOI舞ちはら

破天荒supported by 安全輸送

水戸藩YOSAKOI連

桜颯蘭舞

THE すかっ子「ソーラン」

K-one動流夢

銀輪舞隊

飛翠迅

夏舞徒

市立船橋高校吹奏楽部THEヨサコイ

黒潮美遊

紫音〜SION〜

リゾン鳴子会飛鳥

おみがわよさこい会和気藹藹

Dreamよさこいオフィシャルチーム

 

この中から上位2チームがファイナルに進出する。そうそうたる県外チームが顔をそろえたこのCブロック(´∀`)

僕らは僕らの踊りを精一杯踊るだけだ。

 

夢はそんなに簡単に現実にならない

O0800033312178516701

(Photo by 10-daさんのブログより)

9/8にYOSAKOIかまがや2012に参加した。昨年は震災のために中止になったので2年ぶりの開催である。

このイベントが舞ちはらにとって、今年初めての審査演舞となる。

参加29チームのトップを目指して僕らは練習を積んできた。この日はメンバーの中学生が運動会と日程が重なり、不参加者が多く、はじめからハンデを背負っていた。しかし、そんなことでめげてはいられない。

会場で集合すると審査コースを全員で念入りに下見。さらにフォーメーションと振り付けの確認をしながら、数回演舞を通して踊ってみる。開会式の後にストレッチと更なるフォーメーションの確認を行う。9月とはいえ真夏のような日差しと蒸し暑さの中、すでにみんな汗だく。最後に円陣を組んだ。「今日を生涯で絶対忘れられない日にしよう!」

最初の演舞が審査パレードだ。MCの場所から、10番目にスタートラインに立ったメンバーを80m先に見た。不思議に緊張はない。審査員の視線を背中に感じながら、いつもの練習のようにMCをスタートさせる。

曲が始まりイントロが流れる。そこで僕はカウントを取り間違い、若干最初のかけ声を出し損ねてしまった。くやしい。でもそこから挽回をはかった。

メンバーの姿が徐々に近づいてくる。声が、歌が、聞こえ、笑顔が視界に入る。観客の視線や手拍子を強く感じる。僕らは力の限り、4分17秒を踊りきった。会場の空気が明らかにはじけたように、歓声と拍手に包まれた。手応えは大きかった。

退場後に給水所でメンバーたちは互いの健闘を称えあった。達成感で涙を浮かべる者もいた。やるだけのことはやった。

その後のパレードとステージ演舞は十分楽しんで踊ることができた。参加チームのとりをつとめた、ステージ演舞はほんの2チーム前まではにわか雨と雷により、ひどいコンディションで、旗の使用も禁止されていた。ところが前のチームの番になって突然雨は上がり、禁止も解ける。何となく運が僕らに向いてきているように感じた。

ーーー

すべての演舞が終わり、成績発表のときがやってきた。このイベントは10位から4位までを優秀賞として発表され、その後3位から1位までが発表される。

10位から発表され、順にチーム名が呼ばれていく。まだ呼ばれるなよ、まだまだ、もっと上で呼ばれたい、と思った瞬間7番目に優秀賞の最後のチームとして「YOSAKOI舞ちはら」と発表があった。

このとき、本当は大変失礼なことだと思うのだが、舞ちはらのメンバーは誰も歓声を上げなかった。いやそれどころか悔しさがあふれ、ため息がもれた。このYOSAKOIかまがやではいままで何の賞もいただいたことがなく、本来ならば喜ぶべきところなのだろうが。大賞を目指してがんばってきた僕らには厳しい現実を思い知ることになった。

まだまだ実力が足りないんだ。踊りの技術も、情熱も。もう一度やり直しだ。

夢はかなえるためにある。

 

明日…ここで

IMG 4789

仕事の帰り道、明日の演舞会場にふらりと立ち寄る。

2年ぶりだが、ここに立つといろんな思い出が蘇る。

明日はここで、必ず夢をかなえよう。