心がグッとくる瞬間

舞ちはらは今まさに、新曲の製作真っ最中。

昨日は、いつもの練習場所が事情で使えず、市原市の臨海地区にある、某大企業の某大工場の1フロアをお借りして練習をするという幸運に恵まれた。(まあ、メンバーの職場なんだけどね。)

振り落としも4回目となり、ほぼ振り付け自体は最初から最後まで完了した。はじめの頃はその曲のスピードに翻弄されていたメンバーも、徐々に新しい振り付けが身に入り始め、徐々に楽しんで踊るようになってきた。まだフォーメーションは全く手つかず。しかし、この日はいくつかの実験が試みられた。

仮のフォーメーションを組んで踊って見ると、いままでバラバラの配置で踊っていた演舞が、急に命を与えられたかのように、大きく迫って見えてくる。単純な振り付けの方がさらに効果的で、ハッと息をのむ。

毎年、振り落としを前から見ていて、心をグッとつかまれる瞬間が何度かある。それが今年はこの日が初めてだった。

ほんの一瞬だったが、今年の演舞に初めて可能性を感じた瞬間だ。

たぶん、同じフォーメーションは採用されないだろうし、完成バージョンは全く違ったものになるのだろうけど、僕はこの瞬間が来るたびにちょっぴりホッとする。目指す道は間違ってないなと確認できた気がするからだ。

今年も良い演舞になる。きっとなる。作り上げよう。

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新たな演舞を作る

昨日は舞ちはら振り落としの3回目だった。

曲に歌が入って、やっと全容が見えてきた。が、それとともに明らかになった曲の雰囲気によって、メンバーに動揺、驚き、照れ笑い、苦笑いが広がった。

今年の演舞曲は底抜けに明るい。メッセージも単純。一度見れば全て分かる。スピーディーでノリノリ。下手をすれば、ただのどんちゃん騒ぎに見られかねない。テーマをうまく観客に伝えるには、照れたりしていたらダメだ。圧倒的な演技力が求められる。

振り落としも全体の6~7割は進んだ。最初はアタフタしていたメンバーも、徐々に楽しんで踊るようになってきた。メンバーから振り付けのアイデア提案も出たりして、今までにない雰囲気だ。

だけど、僕らは知っている。振り落としの直後は新しい踊りが新鮮で楽しい。だんだんフォーメーションや細かいところを詰めていき、道具や衣装を使うようになると、楽しんでばかりはいられなくなる。

まだまだスタートしたばかり。目指す頂きはまだまだ遠い。