昨日5/5はよく晴れた五月晴れの日。僕は午前中に仕事を片付けるため少しだけ出勤して、その足で午後からREDA舞神楽の練習場所へ向かった。
来月、札幌で行われるYOSAKOIソーラン祭りに舞神楽のサポート隊として同行させてもらうことになったためだ。
僕は個人的に2度、ソーラン祭りを見に行ったことがあるのだが、特定のチームと一緒に回ったことはない。いつかは自分のチームでも参加するために、勉強のつもりで参加させていただくことにした。
到着するとちょうどお昼休みが終わったところで、みんなストレッチをしているところだった。仕事帰りのスーツ姿の僕を見つけて、勝君が手を振ってきたが、他の人は最初、僕が誰やらわからず、「誰だこのおじさん?」という感じだった(笑)それでも、顔見知りの人と挨拶を交わしながら、元先生のもとへ。
元先生は満面の笑顔で歓迎の後で、お得意のむちゃぶりをしてくれた。「もとまっくさんには旗をお願いしようと思ってます。」サポート隊と言うからにはてっきり荷物運びやジュース買ってくる(笑)ような仕事を想像していたのだが、まさかの演舞のお手伝い。しかも、全くやったこともない旗とは。うろたえる僕に元先生は、「せっかく参加していただくのだから、同じステージに立ってもらおうと思って。その方が最後の宴会の酒の味が格段に違いますよ。」と言ってくれた。
と言うことで、スーツを着たまま、さっそく旗士の方から基本的な旗の振り方を教えていただき、振ってみる。僕の旗は割と小さいものだったが、風にあおられむずかしい。もっと大きな旗を風の強い日や雨の日に振っている旗士のすごさを改めて実感した。
などと考えながら小1時間練習をしながら、横目で踊り子のパレード練習を見ていた。振り付けやフォーメーションが何度も変更になったそうで、この日も新しいフォーメーションを何度も確認して繰り返し踊っていた。新曲は先日のYOSAKOI船橋で横や後ろからちょこっと見ただけだったので、ああ、こういう演舞だったんだと初めて知ることができた。
パレード練習が終わると、ステージ練習となり、さっそく僕も一緒にフォーメーションに入って動きを確認することになった。曲のラストに近いところで出番が回ってくる。といっても曲も満足に聴いたことがないのだから、ついて行くのに必死だった。
でも、舞神楽の皆さんはほんとに親切でやさしかった。気軽に声をかけていただいたし、わからないことを丁寧に教えてもらった。そんなメンバーの暖かさが演舞にも表れているんだと思った。
とにかくめまぐるしい練習がおわり、皆さんに別れを告げて、勝君といっしょに舞ちはらの練習へ向かった。
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舞ちはらの練習では予告通り振り付けの変更を行った。特に女隊の後半の振りはかなり大幅に変更になった。ステップが少々複雑なところがあり踊り子も苦労していた。ただこの変更により、男隊と振り付けが異なるものとなり、より見た目に立体感が加わった。
さらにスロー部分の男隊の演舞も一部変更された。これによって色数がふえてカラフルに見えるようになった。
演舞は常に試行錯誤の繰り返しだ。振り落としが終わっても、さらに見た目が良くなるように振りやフォーメーションを変更していく。踊り子にとっては厳しい試練だと思うが、よりよい演舞でよい成績を目指すなら、妥協している場合ではない。
今年は演舞の振り落としが早く進んだこともあり、だんだん「慣れ」や「飽き」が出て、演舞に気持ちが入っていないように見受けられることもしばしばだ。振り付けの勝先生からもその指摘があり苦言を呈された。
その上で、踊った最後の演舞は声もよく出て胸に迫るものがあった。この感覚、この想いをいつも忘れてはいけないな。
練習の最後に、センターで踊るさえが、常陸国YOSAKOIに向けてと全員にお守りを作ってきてくれた。昨年につづいて今年もだ。うれしかった。
この想いに応えるためにも、常陸では全力でファイナルを目指そう!