おみがわ以来1週間ぶりの舞ちはらの練習。昨日は久しぶりにメンバーが集まったが、何となくみんなの顔に生気がない。大丈夫かなと思ったがその心配はあたる。
実際に演舞をしてみると、あらひどい。フォーメーションは崩れ、タイミングはずれ、声は出ないし、表情は硬い。おまけに1演舞が終わるごとに「疲れた、疲れた」の連呼。これがあのおみがわで準大賞をとったチームとは、到底思えない。
本来なら僕が「喝」を入れるべきなんだろうけど、僕自身もみんなの気持ちと同じようなものがあった。10月の初旬から1ヶ月ほぼ毎週毎週、審査に向かって神経を尖らせて、全力で走ってきたのだ。イベントがまだあるとはいえ、もう審査は終わってしまったので一気に魂が抜けてしまったようだ。
だからといって、放り投げる訳にもいかない。大事なイベントはもう来週に控えている。
みんなを集合させ、イベントの趣旨をもう一度説明し、気合いを入れ直す。最後の演舞は少しよくなったがそれでもピークの半分ぐらいの力しか出ていないようだった。
そして今日改めて練習を行う。昨日休みだったメンバーが合流したからか、はたまた見学者がいたせいか、最初からメンバーの様子が違った。最初から目の輝きが違う。演舞前には円陣を組んでもう一度気合いを入れ直す。やっとスイッチが入ったようだ。
昨日とは別チームのような演舞だった。声も大きく、表情もゆたかであった。タイミングやフォーメーションの乱れもほとんどなかった。
当たり前のようだが、気持ち一つで演舞のできは大きく変わるんだと再確認させられた。
来週のイベントまであと1回の練習。きっちり仕上げていこう。