かみす舞ちゃけ祭りを見て思ったこと

f:id:motomac:20110925145109j:image:w360:left今年2回目の開催となる茨城県神栖市で開催された「かみす舞ちゃけ祭り」を見てきた。神栖市も3.11に大きな被害を受けた。そこから立ち上がるためにこの祭りを「復興祭」と位置づけ行政も大きく協力してきたようだ。

北海道から今年のYOSAKOIソーラン祭りグランプリチーム「夢想漣えさし」をはじめ、新琴似天舞龍神、旭川北の大地、江別まっことええ&北海道情報大学(写真)など、そうそうたるチームがやってきて素晴らしい演舞を披露した。

僕らも練習をお休みにして、見に行くことにした。

僕がその中でも一番感動したのが「えさし」だ。派手すぎずシンプルだけどカラフルな衣装、印象的で覚えやすい楽曲とテーマ、そして何よりどうやったらそんな風に踊れるのかという、精密でダイナミックな振り付けとフォーメーション。最初のステージを見ただけで打ちのめされ、この日のすべての演舞を見て回った。驚くべきはパレード演舞。70名ほどのメンバーが20mくらいの4列になるのだが、演舞の後半に魅せるウェーブ演舞、そして正確な扇さばき。あまりに素晴らしくて、僕は久しぶりによさこいを「見て」涙が出そうなくらい感動してしまった。

そのほかにも天舞龍神の優雅で正確な演舞、まっことええの明るく元気な演舞、どれを見ても北海道のチームは格が違う。驚きの連続だ。

関東のチームでも水戸藩YOSAKOI連の新作やREDA舞神楽など素晴らしい演舞がたくさんあった。

だが、見ているうちに、わが舞ちはらの演舞が、いかに未熟なものであるかを思い知らされて、だんだん気持ちが沈んでいった。この日に見た何チームかは僕らも参加する「黒潮よさこい」にもやってくる。ファイナルに残るためにはそこと競わなければならない。はたして…

うちのメンバーも同じように感じたようだ。ちはら台に戻ってメンバーのお宅で「えさし」のビデオの後にうちの演舞を見てみたが、いやはや….

前日に引き続き2日間連続で打ちのめされた僕らは、自虐的で否定的な言葉をお互い交わすばかりで、どうしたらいいかもわからなくなった。

残された時間はあまりない。でも、僕らにできることは、僕らの演舞をひたすら磨いていくだけだ。ここまできたら、地味だけど基本的なことを確実に実行していくしかないんだ。

いちはらマルシェ演舞~そして練習

昨日はちはら公園で開催された、いちはらの名産品のフェスティバル「いちはらマルシェ」で演舞をしてきた。初めて行われるイベントということもあり、どれほどの来場者があるのか心配だったが、思った以上にたくさんの方がやってきた。

僕らは3曲ずつ2ステージ、内容を少し変更しつつ演舞した。乱舞の時は小さな子供たちも踊りの輪に加わってくれた。

気を抜くな

今日の練習に、フラッとやってきてくれた振り付け師が言った言葉だ。「まだまだ全然だめです。横線もきちんと並べていないし、斜めもバラバラ。小道具の失敗率も高い。体育館で踊っているのに声が全然聞こえない。これではファイナル進出は難しいでしょう。」ときつく言われてしまった。

そうだ。いつからから僕らはどこかで、周囲の高評価にいい気になってはいなかったか?「今年の舞ちはらはいい。」「感動した!」「ファイナル絶対行ける!」などなど、そんな甘言に甘えて気を抜いていたのではないか。いつもそうだ。これで完成なんて事はない。そして、気を抜くとすぐにだめになる。よさこい演舞の難しいところは、チームワークとモチベーションを維持しないと決して、個人の力だけではいい作品はできないと言うことだ。

僕の気持ちも、新しい振り付けが板についてきたところで、イベントで多少好評だったのでいい気になっていた事は否めない。いかんいかん「めざしたその頂は、まだまだ遠い」ぞ。

明日、神栖で少し反省しつつ、本当にすごいよさこいをしっかり勉強してこよう。

ひまわりフェスティバル

9月19日(月)はフクダ電子アリーナでのひまわりフェスティバルだった。ちばぎんがスポンサーとなっているこのイベントは、毎年この時期にすっかり恒例となってきた。しかし、残念ながら来客数は毎年頭打ちで、お客さんはさほどやってこない。特によさこいイベント言うわけではなく、フリーマーケットや屋台が軒を連ねて、サッカーのエキジビジョンマッチもある。

それでも、お客さんはいつも少なくてちょっとさびしい。ただ、スケジュールなどはけっこうアバウトなので他のチームの演舞をじっくり見る事ができるし、自分のチームの鍛錬にもなる。

さて、今回のイベントではとてもうれしい事があった。2回の演舞が終わった時、小学生くらいの女の子が僕のところにやってきて。「メンバーは募集中ですか?」と聞いてきた。よく聞いてみると彼女はお母さんと一緒に見にきたそうで、僕らの演舞を見て、「一番楽しそうだったからぜひ入会したい。」と言ってくれた。びっくりした。でもうれしかった。僕らの演舞が観客の心に届いたんだなあ。

さらに、いつも来てくれる埼玉のT田さんが、仕事を終ってからわざわざ渋谷から駆けつけてくれた。いつもいつも遠くからやってきてくれる彼には感謝の言葉もない。

一昨年まで一緒に踊っていた元メンバーも家族で見にきてくれた。僕はあまり話ができなかったが、辛口批評で有名なそこのお父さんは今回の僕らの演舞を感想を聞かれて、ぐっと親指を上に立ててみせてくれたそうだ。うれしいねえ。

房総半島の突端の南房総市から、南総みよし烈華隊のみんなも見にきてくれた。まほろばの時にもさんざんお世話になったのに、今回もお菓子の差し入れをいただいた。本当にうれしかった。

そのほかにもたくさんの人から声をかけられ、はげましてもらった。「感謝感激」だ。

僕らはたくさんの人たちに支えられているんだとあらためて実感した。

演舞の後に発表された個人賞のひとりにはうちのトップのさえが選ばれた。やったね。うちの誇りだ!

生まれ変わったパレード

昨日は臨時の練習だった。

先日から検討してきた パレードの振り付けを変更するために、振付師先生にご登場いただいた。

振り付けの変更は、思った以上に大規模で、はじめの立ち位置から、細かい移動、中盤のフォーメーションの大幅な変更など多岐にわたった。もはや別の踊りと言ってもいいくらいだ。

しかし、僕が言うのもおこがましいが、すごく良くなった。各チームがバランス良く強調されるようになり、単純な繰り返しが減って、動きが大きくなった。

前でその演舞を見ながら、僕は顔がほころんでしまうのを抑えられなかった。(^-^)

がんばろう。

ラスト演舞?

昨日は「秘密練習場」でパレード練習を行った。だがその前に電話で振り付け師さんから、「次回の練習で振りを変えますよ。~大幅にね。」と宣言をされてしまった。

ということで、この日の練習がこの振り付けの踊り納めってわけ。でも、みんな気を抜かない。タイミングが合わないところは繰り返しやり直した。もしかしたら変わってしまうかもしれないけど。

でも、この姿勢はきっとどんなふうに振りが変わろうともきっと次につながると思う。少しずつステップアップしていこう。