今年をふりかってみて

今日で2010年も終わる。毎年思うが1年の過ぎることのなんと早いことか。

今年は僕自身にとってはどんな年だっただろうか。

大きな進歩があったのは、もちろん舞ちはら。2004年からはじめて今年6年かかってはじめて、「ホカホカよさこい」でファイナリストになることができた。苦労して、苦しんで、なかなか望んでも望んでも届かなかったファイナルにやっと入ることができた。これ以上の喜びはない。年度の初めには、新しい曲の製作も気乗りがせず、遅れに遅れて、歌詞ができあがって完成~お披露目をしたのは10月になってからだった。鎌ヶ谷、木更津、小見川と思うような結果が出ずに、チームの雰囲気も意気消沈していた。「勝ち負け関係無しに楽しもうよ。」と臨んだホカよさで最高の結果を出せたのだからわからないものだ。

来年は2年間指導してくれた振り付け師~倉さんに別れを告げる。振り付けのみならず、よさこいに対する考え方、衣装、イベントの運営、千葉の現状についてなど、様々なことを教えてくれた。本人の希望もあってあまり公にはしてこなかったが、そんな倉さんの存在無しにはファイナルの進出もかなわなかった。改めて心から感謝したい。

仕事の面では大きな変化は少なかった。僕がつとめる大学生協も経営的に非常に厳しい時期にさしかかり、このままではいけないというかつてない危機感を抱えている。来年からは自分の店も含めて大仕事が待っている。きっとやりとげよう。

家族はみんな元気。それがなにより。息子は浪人もせずに大学に進み、娘はバイトとお笑いにはまり、奥さんは転職をした。

来年もいい年でありますように。

ジョンレノンと猫

今日はジョンレノンが亡くなってから30年目の命日だそうだ。僕はあのニュースを聞いた時のことを今でもはっきり覚えている。当時浪人生だった僕がゴロゴロしているところへ、妹が「お兄ちゃんジョンレノン死んだんだって!」と駆け込んできた。そんなに大ファンであったわけではないが、偉大なビートルズのメンバーが、しかも銃撃されてなくなったということで、とてもショックだった。

今日、実家で飼われていた猫が死んだという知らせが父から届いた。僕が実家に帰るたびにちょっかいを出していたので、ぜんぜん僕にはなつかなった。もう、十数年飼われていたのだが、最近はずっと調子が悪かったそうだ。実の子どものようにその猫を可愛がっていた両親が気の毒でならない。

人生は別れと出会いの繰り返し。でも、やっぱり別れはつらく悲しい。

黒潮感謝祭

昨日は銚子で「黒潮感謝祭」を見てきた。10月に荒天のため中止となった「黒潮よさこい」に代わるイベントとして開催された。お天気にも恵まれ、絶好のよさこい日和。千葉を中心に33チームが出場した。

舞ちはらはエントリーしていなかった。ちょっぴり残念な気持ちもあったが、他のチームの今年の総決算とも言える演舞をゆっくり見ることができてよかった。審査結果は大賞がチーム利ゑ蔵、準大賞が舞神楽、3位黒潮美遊潮っ子であった。どのチームの演舞も素晴らしかったが、やはり演舞にかける思いがより強いチームほど、それはストレートに見る人に伝わるんだと感じた。

曲や衣装作りの苦労、膨大な時間をかけた練習、人間関係のゴタゴタ、イベントでの成功や失敗、そんなすべての要素が全部演舞に現れる。

うむむ。。

ホカよさ祝勝会など

昨日はホカよさのファイナル進出を祝ってメンバー有志でカラオケ大会だった。1週間近くが経過したのだが、改めて感激もひとしおで明け方まで盛り上がった。

今日は練習後に全員でビデオ鑑賞会。ホカよさの全演舞を見るとともに、舞ちはらの過去のビデオもチェックした。

まつりっこさんにお礼

ホカよさが終わって翌日、僕はハッと気付いた。そうだ、まつりっこさんにお礼を言ってなかった。あんなにお世話になったまつりっこさんに今回のことを報告しなくては。

仕事が終わってから、僕は千葉中央公園にいた。2日前のあのイベントが夢のように、人影もなくロープの張られたステージだけが、暗闇の中に横たわっていた。

僕はそのステージを背に公園を見渡してみた。想像と記憶の中で輝くカクテルライトの向こうに、三脚に乗ったまつりっこさんの姿が浮かんだ。

まつりっこさんに僕らの演舞を見て欲しかった。どんな感想を言ってくれただろうか。きっと喜んでくれただろうな。

舞ちはらがオリジナル曲もなく、まだ乱舞しかしていなかった頃から、写真を撮ってくれていつも送ってきてくれた。それに対して、僕は満足にお礼もできないままだった。

いい演舞をしていくことだけが、恩返しになるのではないか。

暗闇の公園のベンチに腰掛け、コンビニで買った缶ビールを飲みながら、僕は小さくつぶやいた。

「まつりっこさん、やったよ。あきらめなくてよかった。

これからも空の上から応援よろしくお願いします。」