北の大地の戦いを見て

YOSAKOIソーラン祭りが今日終わった。千葉から出場した”REDA舞神楽”はセミファイナル2位の結果だった。これがどんだけすごいことか。こころからお祝いを言いたい。

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僕は今年も現地には行かなかったが、なんとか自分のチームであの西8丁目ステージで踊ってみたい。

そんな中自分のチームはどうも前に進まない。

海幕祭前にある程度の形はできつつあったと思ったのだが、どうも後退しつつあるような気がする。けが人や退会者がポロポロでるし、衣装も手直し中だ。作品のテーマも最初から練り直し。それによっては振り付けも大きく変えなければならないかもしれない。

昨日と今日練習をしたが、どうも気迫や気合いといったものがメンバーから感じとれない。

このままでは絶対に入賞など不可能。

伝わるもの、胸に迫るもの

海幕祭以降の初めての練習。踊る前にみんなで先週の演舞のビデオをみんなで見た。

人数が少ないことをひいき目に見ても、がちがちに緊張した感じや声の小ささ、アピール度の少なさは画面からも伝わってきてしまう。振りは入って踊ってはいるのだが、なんだろうこの味気なさは。このままでは昨年と同様の結果に終わる。いや、それ以下かもしれない。僕の選んだテーマが抽象的すぎるのかもしれない。「太陽を超えろ」とは言っているが、太陽とはいったい何なのか?なぜ太陽を超えなければならないのか?見ている観客がそこに同調できるのだろうか?そんなことが整理されていない。苦労して作った衣装も、目立つのだがイベント会場ではわりと平凡でシンプルに見えてしまう。

いかん、もう一度すべて見直しだ。

その後の練習でも、今日は声を出して、動作を大きく踊ることに集中した。2~3回繰り返していくとだんだんよくなっていくのだが、来週になるとまたもとに戻ってしまう可能性がある。常に気を抜くことなく、モチベーションを高く保っていく必要がある。

謎が深まる航空機事故

あまりこのブログでは書いたことがないのだが、実は僕は航空機ファンなのだ。飛行機好きの父の影響が大きいのだが、成田や羽田の空港でいつまででも飛行機を眺めていても飽きない。成田の航空博物館には何度も足を運び、学生の頃にはワシントンのスミソニアン博物館で二日間も夢のような時を過ごしたこともある。

そんな僕が最近ショックだったニュースがエールフランスのエアバスA330の事故だ。リオデジャネイロをパリに向けて飛び立ったAF447は大西洋上で消息を絶ち、残骸となって発見された。墜落したと思われる海域は水深が2000~3000mと深く、フライトレコーダーなどの機器は回収が困難らしい。

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僕がどうしても疑問に思うのはその墜落原因。航空機事故はそのほとんどが離発着時に発生している。しかし今回の事故は巡航高度を飛んでいるときに起きているのだ。CNNによると、

The jet, which was flying at 35,000 feet and at 521 mph, also sent a warning that it had lost pressure, the Brazilian air force said. Its last known contact occurred at 02:33 a.m., the Brazilian air force spokesman added.

となっている。つまり高度10000m位のところを飛んでいたのであるが、そんな高いところで落雷にあうことなどあるのだろうか。また、たとえそのような雷雲があったならなぜ回避しなかったのか?さらには最近の飛行機には避雷針がついており、落雷が落ちても放電されるようになっているのではないか?

いったいなぜこんな事故が起きたのかその原因が早く究明されることを願う。

<6月4日追記>

ほかのマスコミ記事からも、僕と同様の考え方を示す専門家がいることがわかった。

フランス機消息不明…落雷原因は考えにくい

 大西洋で消息を絶ったエールフランスのエアバスA330と同型機を日本の航空会社は運航していないが、欧州系を中心に海外会社が導入、成田や中部、関西など日本路線にも就航している。フランスで指摘される飛行中に落雷に遭った可能性について、日本の航空関係者や専門家は「落雷が即、墜落に至るとは考えにくい」としている。

 航空関係者によると、旅客機は機体全体が金属板で覆われていて、被雷したとしても電流は機体の表面を流れた後、空中に放電する。乗客や乗員が大きな音や衝撃、閃光を感じることはあっても、飛行システムに直接影響するような設計にはなっていない。

 航空評論家の前根明さん(元全日空機長)によると、落雷説は航空事故のたびに指摘されることが多いが、1976年にイラン空軍機が墜落した事故以降、雷が明確な直接原因となった重大事故はない。ただ「最近の機体は炭素繊維の比率が増え、放電しにくくなっている。いくつかの要因が重なって、事故につながった可能性はある」と解説する。

 エールフランス機が消息を絶ったのは出発から3時間以上たっており、高度1万メートル以上で巡航飛行中だったとみられる。通常はレーダーで積乱雲を察知、回避しながら飛行するため、落雷するのはまれ。

 日本国内でも旅客機への落雷は月10件以上あるが、多くは積乱雲が近くてもコース変更ができない離陸時や着陸時の低高度を飛行中が多い。

―フランス機消息不明…落雷原因は考えにくい(社会) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

炭素繊維など新しい素材を使用した事による新しい事故原因が生まれたとなるとやっかいなことだ。

ちばYOSA海幕祭2009

昨日はちばYOSA海幕祭だった。舞ちはらの新曲の初披露としては多難な船出だった。

小学生とその母親たちが運動会の日程が雨天の延期となり、その影響で出られなくなった。当初メンバー総勢39名を予定していたのだが、結局旗士やMCを入れても22名しかいなかった。急遽前日の練習でステージバージョンだけフォーメーションをやり直した。舞ちはらとしては珍しい小学生が全くいないバージョンだ。

会場となる幕張メッセには、26チームが集合。各チームの友達とあいさつをかわす。みんな新しい衣装なので、チーム名がすぐにはわからない。

開会式の前に3回くらいフォーメーションの確認のために演舞。少し乗ってきたかな。

そして、開会式約1000人の踊り子が集合。運動会のかぶった踊り子はほかのチームもかなりいたようだ。

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午前中の演舞はパレードによるお披露目でここで審査が行われる予定だったが、僕らは断腸の思いでキャンセル。練習もしていない演舞を披露するわけにいかない。

ほかのチームの演舞を見る。メッセのようなでかい会場ではやはり人数の多いチームがどうしても有利。市船や舞神楽はいつも通り盤石だった。

午後はいよいよ海浜幕張の駅前で演舞。初夏の日差しにさそわれてお客さんの出もまずまずだ。最初は北口の演舞だったが、なんとなく緊張で固さが残りちょっとぎくしゃくした。僕のMCもかみ気味。

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2本目の南口の演舞では多少口上をを加えてアレンジ。踊り子も固さがほぐれてくて、久しぶりのライブ感が戻ってきた。

メッセに戻って最後のステージ。3回目ともなるとみんな乗ってきて、いい笑顔。一番まとまっていてできがよかった。

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いろんな人に感想をもらったが、あまり厳しいことを言う人はいなかった(ま、そりゃそうか)。

しかし僕としては、十分なメンバーで発表できなかったことはとても、悔いが残る。

交流会で舞神楽の団長が言っていたが、よさこいはお客さんがあってのよさこいなんだ、と。いくらいい演舞をしてもお客さんがいなかったら何もおもしろくない。お客さんを喜ばせる演舞を心がけることが大事だ、と。

舞ちはらはまだまだ自分の演舞に必死で、見ている人を喜ばせる余裕などない。そして、踊りこむにしたがって、今度は自己満足に浸っていく恐れもある。それでは観客の心を掴めるはずもない。まだシーズンはスタートしたばかりだ。ひとつづつ作り上げて、太陽を超えてやる。