スターバックスでサービスを学ぶ

僕は時々スターバックスでコーヒーを飲む。コーヒーのチェーン店は様々あるけど、ここのコーヒーは一番おいしいと思える。ちょっぴり値段が高い気もするけど、その分サービスはすばらしい。

今日も仕事の帰りに本でも読もうかなとふらっと立ち寄った。しかしちょうど閉店時間だったことには気づかなかった。閉店の看板もでてなかったので、知るよしもなかったのだが、店員の方はいやな顔ひとつせずにオーダーをとってくれた。

僕も販売業に携わる端くれとして、閉店間際に入店してくるお客さんには正直げんなりする。早く閉店作業をして定時までに退勤したいのに、お客さんがいたのではそうもいかない。今日のスターバックスも、まさにその閉店作業進行中だったようで、コーヒーメーカーは空っぽで洗われていたようだ。しかし、僕のためにわざわざ入れ直してくれた。

「申し訳ございませんが、今からおとしますので、おかけになってお待ち下さい。」といわれ、できあがると、コーヒーを持って出ようとする僕に「手持ちで大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。たかだか1杯のコーヒーなんだけど顧客にここまで気配りしてくれるお店はさすがだ。

いい勉強させてもらいました。

プレゼンテーション技術を試す

昨日は僕の生協の全体会議。

すべての店舗の職員が集まって、この新学期の方針などを確認し合う会議。

どんな会議でも興味が持てないとつまらなく、眠くなり、せっかく作った資料はその場限りでゴミ箱行きとなることが多い。

そんな会議はしないほうがよい。時間の無駄だ。

そこで僕はいままでガー先生に習った技術を、少しだけ使ってプレゼンテーションをやってみることにした。昨年もパワーポイントは使ったが、字ばかりでまさに悪いお手本であった。

与えられた時間は10分間。本当に簡単なプレゼンだ。

僕は聞き手にできるだけ親しみと興味を持ってもらうために、職場での僕やみんなの写真をふんだんに使って、スライドを作った。配布資料はなし。どうせ2度と読まれることはないだろうし、そんな物を用意するより、記憶に残ることをしたかった。前日ほぼ徹夜して作成したスライドはあまりいい出来とは思えなかったが、笑いを取るところではうけたし、そのおかげで、職員にとってはあまりうれしくない話題も、場が重苦しくならずにすんだ、かな。ただ練習不足でマウスのクリックに力が入りすぎて、最後のスライドを映すつもりが、先頭にもどってしまった。ちょっとすべったね。

まあでも僕のプレゼンはみんなの記憶には残ったのではないかな。

それこそ僕のねらいなんだ。

みんな、「フレンドリーサービス」だぞ。わすれんな!

ただ、この会議のおかげで舞ちはらの練習には出れなかった。みんな一生懸命やってくれてるようだが、メールでまたひとり脱退者がでるらしい知らせをうけてショック。会議の後の酒がちょっとしょっぱくなった。

風邪の季節か。。。

今朝起きると、とてつもなく体が重たく、関節があちこち痛かった。背筋を貫くような寒気も。

やばい、昨日から咳がとまらず、声も出にくくなっていたが本格的に風邪を引いてしまった。体温計で計ると37.2度だった。

週末に大事な会議もあるし、今日は休むことにした。

職場にメールで連絡をいれて、アポイントのあった取引先にキャンセルの電話を入れる。

やっぱり情けなくなってくる。風邪を引くなど自己管理が甘いのだ。僕は二日酔い以外では仕事を休むことは滅多にないのだが(こらこら)、久しぶりに休むと自己嫌悪だ。

風邪薬とビタミン剤、水分をたくさんとって、ずーっと寝ていた。昼過ぎに目が覚めてからは調子も戻り熱も下がった。結局はたいしたことなくすみそう。

メールをチェックするとiTunes StoreからTristan Prittymanのニューアルバムがでたお知らせがきていた。さっそくダウンロードして聞いている。いいね。明日への活力になりそうさ。

Tristan Prettyman - Hello

さらば。

今日は送別会だった。1昨年入協した職員が3月1日から他のキャンパスに異動することになったからだ。職員をはじめパートさんもたくさん出席してくれた。

彼女は2年前、僕が面接をして採用した。採用する時はその態度や成績、大学時代の活動などで、ばりばり仕事もやってくれるだろうと、過大な期待をしていた。

しかし、人間はそんなに簡単には社会人にはなれないようで、仕事をさせてみると言葉遣いや態度がなってなかったり、困るとすぐに人に頼ったり、数字に弱く、パソコンは使いこなせず、物をかたづけるのがへたくそで、いつも机の上はぐちゃぐちゃ。とまあ、一時は採用したことを真剣に後悔するとともに、自分の人を見る目のなさに、僕が落ち込んだこともしばしばだった。

しかし、お菓子を始めとする食品分類の担当を任せるようになってからは、ようやく彼女なりの仕事のスタイルを作れるようになり、失敗もありながら徐々に一人前になってきた。

なにより彼女の最大の武器はその天真爛漫な性格だ。人見知りをしない、明るい性格は彼女が困っていると周りは、つい助けたくなってしまう。年上のパートさん達ともとてもうまくいっていた。そのため今日の送別会では別れを惜しんで特に仲の良かったパートさんは、涙また涙であった。

こんなに周りに愛されて惜しまれて、働くことができたのは幸せだ。でもそれにいつまでも甘えていては、本人の成長はないだろうと思ったので異動することにしたのだ。新しい職場で新しいことを学び、成長することが彼女にとって、支えてくれた人への最大の恩返しだと思う。

がんばって欲しい。

世界は狭くなったのか

旅行部門の担当者がインフルエンザでお休みしてしまった。

僕の働く大学はご存知の通り現在春休み中。学生達は海外に、スキーに、沖縄に、そして自動車教習所へと忙しい。それをこの時期トラベルカウンターは一気に引き受けるので、朝から客が絶えない。僕もピンチヒッターでカウンターで接客する。

それにしても、海外旅行はパックツアーばかりだ。僕が旅行担当をしていた10年前ほどは、エアオンという海外の格安航空券を買って、世界を旅するバックパッカー的な旅行が全体の半分を占めていた。海外へ行くということがまだ冒険的な意味があった時代だ。それが今やほとんどパックツアー。男同士でもパックツアー。

まあ、販売する方もパックツアーで行ってもらった方が、面倒もないし、正直身入りもいいのだけど。。。

パックツアーで行くことで、手配は友達任せ。旅の意義なぞどこへやら、お手軽気軽が一番で、出発するまで自分がどこに行くのかも、よくわかってない人もいる。いいのかねえ。