日本マクドナルドの埼玉県熊谷市の店長さん(46)が「権限のない店長を『管理監督者』として扱い、残業代を支払わないのは不当」として、2年分の未払い残業代約517万円や慰謝料など計約1350万円の支払いを求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。裁判官は「店長は管理職に当たらない」として残業代など約750万円を支払うよう同社に命じた。同社は控訴する方針。(msn産経ニュース)
このニュースは画期的だね。勤務時間を決められ、人事権や経営権を持たない「店長」が「管理監督者にあたらない」との判断だからだ。と言うことは他の外食産業(ファーストフードやファミレスなど)に大きく影響を与えるだろう。だって今の外食産業はこのような少数の店長たちによって支えられているのだから。店長以外は全員パートさんだという店もたくさんある。
何を隠そう、わが大学生協も同じである。店長になると仕事は増えるが、残業がつかなくなるので実際は給与が減るということが結構起きている。だから店長になりたがらない若手も多い。店長もタイムカードを押してシフトの中に組み込まれるのは同じだし、パートさん以外の人事権は原則持っていない。なのにかなり過酷な労働を強いられている。店長手当はつくのだが、とても見合うものではない。
ただ、店長の残業代をまともに支払ったら、おそらくすぐに数店舗赤字に陥るでしょう。それではいかん。
どうにかせんといかん~。