歯医者さんも職人だ。

以前から書いていたように、歯医者に通っている。

直している歯の1本が今日やっと直る予定だった。

先生「もとまっくさん今日はかぶせるものが完成しています。ではさっそくやりましょう。」

私「お願いします。」

金属でできたかぶせるものを仮にはめてみる。う~なんかきついか。っと思ったつぎの瞬間。

ポロっととれてのどの奥に。おもわず飲み込みそうになるのをこらえて、なんとか舌で担ぎ上げて先生に「はいどうぞ」とわたした。

先生「ああ、すみません。」

気を取り直してもう一度はめてみる。

するとまたポロッととれて再びのどの奥に。飲んでまうがな。なんとか舌でまた担ぎ上げて先生にわたす。今度は先生はそれをはめようとはせずに、僕の歯を削り始めた。

え~また削るの、と思ったがひとしきり削った後、先生は僕にこういった。

「もとまっくさん。結論から先に申し上げますが、作り直します。」

その結論におもわず笑ってしまった。歯科技工士さんがつくったその詰め物は、ほんとはそんなにぽろぽろとれてはだめらしく、先生としても納得いかなかったようだ。僕も納得いかんけどね。

とにかく治療はまた次回ということになり、今日の治療費は無料でした。

早く直りたいなあ~。おせんべ食べれるようになりたい。

やられた!許せん!!

昨日は大変だった。

お店は7人の職員のうち5人が会議やら何やらで不在。私は朝からてんてこ舞いだった。

悪魔はこんな時にやってくる。

2階の書籍のフロアのパートさんから、「店長。あ、あの人がいました。」という訴え。

なにい!あいつか~!!現場に向かうがもうとっくに後の祭り。

「なんかやられたか?」と私。

「いえよくわかりません。声はかけたんですけど。その後、すぐいなくなってしまって。。。」

「く~!!」

ビデオを見る。あいつだ。間違いない。12時48分入店。

しばらく、店内を徘徊。数学書の棚から数冊の専門書を抜く、店内の他の場所に移動。

しゃがむ。持っていたデイパックにその本を突っ込む。

12時57分そそくさとそのまま退店。

まんまとやられている。

こいつは常習の万引き犯である。うちの大学とは関係ないプロだ。実は今週の月曜日に本部から他店でも繰り返し犯行に及んでいるので注意するようにと言われて、全員に注意をうながしたばかりだった。数年前、うちもこいつに被害にあっている。パートさんのひとりが気づいて声をかける所までは行ったのだが(見つけたら僕を呼んで、さらにつきまとって犯行に及ばせないように指示してあった。)ちょっとのスキに逃げられてしまった。そのときにはすでにバックには盗んだものが。

ふざけやがって、絶対に許さん。今度きたらだだじゃおかねえ。

万引きは重罪だぞ!