企業にとって大切なこととは

今日はうちの店から不二家の商品を撤去した。

ご存知の通り、不二家はケーキなどの原材料に賞味期限が切れたものを使っていたことなどから社会問題にまでなったからだ。今日撤去した商品(カントリーマアムなどのビスケット)には問題はないはずだが、セブンイレブンやイオンなど大手のチェーン店が軒並み商品を撤去する中、販売を続けることは店舗としての顧客に対する姿勢を問われかねない。いまやそんな状況にまでなってしまった。

不二家は食品を作る会社として、なぜこんなに大きな問題を見過ごしてきたのだろう。かつて企業が消費者に対して、安全に関して虚偽の対応をしたときに、会社がどうなったか。雪印や三菱自動車の例を出すまでもなく、不二家の経営者はわかっていたはずである。カントリーマアムなどの商品がおいしかっただけに残念だ。

この信頼を回復するまでには多大な時間がかかるだろう。そしてその前に当然、不二家のチョコレートがあった棚には他社の商品が鎮座し、再び戻れるかどうかはわからない。