つまらない大人にはなりたくない

佐野元春は僕にとって、大げさに言うとこころの支え。

結構コンサートも見に行った。マニアまではいかないけど、だいたいほとんどのアルバムは

持っている。そんな僕が、とても好きな佐野元春のフレーズは

「つまらない大人にはなりたくない」だ。

たしか、初めてこのフレーズが入った曲「ガラスのジェネレーション」を聞いたのは

二十歳くらいの時ではなかったかな。まあ、そのときもう成人していたのかもしれないけど

心の中では(いまでも)「つまらない大人にはなりたくない」と思っていた。

つまらない大人ってなんだろう。僕が考えるつまらない大人とは、駅のホームで

うつむいて階段を上るサラリーマンだった。(おいおい今の僕はそのままそうじゃん

そこそこの収入、何気ない毎日、平凡な家族、休みの日はごろ寝とテレビ、せいぜい

ゴルフのうちっぱなし、パチンコ。。。ああつまらん。

僕はそうはならないぞ。なりかける時もあるけども、今の僕にはよさこいがある。

なかなかかっこ良くは踊れないけども。少なくとも何かに熱中できるうちは、つまらない

おとなではないよね。

金メダル

「やったー。ニッポン」という、奥さんの歓声が現実のものとなった。

トリノオリンピックの女子フィギュアスケートで荒川選手が金メダルを獲得した。

すばらしい。あの大舞台でよくミスらしいミスもせず、しかも3位からの逆転勝利。

すごいとしかいいようがない。日本で初めてのメダル。しかも女子フィギュアでは

初の金メダルだそうだ。心からおめでとう。

トリノオリンピック

今日の明け方、5時半頃だったろうか。

当然、僕は寝ていた。

そのとき、横で寝ていた奥さんが、突然

「ニッポン!ヤッター!」

と、大きな声でさけんだ。

僕は「なんだ、なんだ」状態になったけど、奥さんはそのまま、スヤスヤとまたお休みに。。。

確かに奥さんは、毎晩深夜までオリンピックをテレビで観戦し、日本選手を応援していたなあ。夢の中でも応援なんて熱心だ!

ちなみのそのあと私も気になって、だれかメダルとったのか~と、ネットをチェックしてしまった。

朝起きて奥さんに聞いても全然おぼえてないって。

奥さんが本当に「ヤッター!」って言えるように、日本選手がんばってほしいなあ。

甘えるなあ!

自分に厳しくするってのはなかなかできないこと。

あたらしい振付けを憶えなくっちゃいけないのに、「時間がないからしょうがない」と言い訳して、昨日練習に行ったら他のメンバーはかなり進んでいて、超びっくり。あわてて今日の朝から5時間くらい練習してある程度憶えた。(5時間やって「ある程度」ってのが悲しい)それでも今日の練習でつまずいて、小学校2年のメンバーに教えてもらった。まあそれでもだんだん形になってくると、踊るのが楽しくなってくるな。

来週までにどうやって練習しよう?仕事は朝から晩まであるし、住んでるマンションは大規模修繕間近でその委員長をやってるもんだから、なんだかんだと会議も多い。本気で通勤電車の中で踊るか。危ないおじさんかなあ?

なんで踊っているの

さあて、なんでよさこいを踊るのかって?ずいぶん基本的な質問だね。「たのしいから」?~まあそれもある。「運動不足だから』?~なくはないか。「目立ちたいから」?~違うと言えばうそになるなあ。でももっとも、大きな理由は

「感動したいから」だ。

よさこいにはまる前は家庭菜園やキャンプにこっていて、「自然の中でのーんびり過ごすのがいいなあ」なんて思っていたけど、ふとさびしさを感じたんだなあ。そんなときに出会ったのが、よさこいとそれに関わる人々。ダンスなんてまるで経験したことなくて、今でも自信がないけど、ステージで拍手を受ける快感。一度経験してみなよ。あのマリンスタジアムの人工芝の上で2万人のお客さんの前で、踊ったんだぜ。まさに「かいか~ん」(薬師丸ひろ子風)古!よさこいやってなかったら一生経験できなかったと思う。今、僕のチームは僕たちのチームだけのオリジナルの曲と振付けを作り、夏に向けて練習を開始している。新しい感動と出会うために。