舞ちはら再始動!~だが…

昨日から舞ちはらは練習を再開することができた。練習場所にしている小学校が、条件付きだが使用可能になったためだ。

昨日は3週間ぶりだったので、おそるおそる乱舞やオリジナルを踊ったが、意外に思ったほど悪くない。振り付けも忘れてメロメロかと思ったがそんなことはなかった。新曲も歌入りのバージョンが完成し、みんなで聞いた。

今日は振り付けの先生もやってきてくれたが、練習は「リハビリ」ということで、振り付けを進めるというよりは、列をそろえたり、連続で踊ったりと体を元に戻していく作業に徹した。

先生から聞く話は厳しいことばかり。練習ができるようになった僕らはラッキーで、まだ千葉市や船橋市のチームは場所が使えなかったり、使えても節電のために自粛している状態だという。YOSAKOIソーラン祭りを目指していたチームは練習ができずに間に合わないかもしれないそうだ。夏までのイベントもすでにいくつかが中止が決まり、まだ決まっていないところも、計画停電の関連でどうなるかわからない。

しかし、僕らが練習している今年の新曲も披露する場のめどが全く立たない。いったいいつを目標に仕上げていくべきなのだろうか?

このままだと秋口からの披露になってしまうかもしれない。そうなった場合、この曲は今年だけの演舞とするのはあまりにももったいない。

この非常時によさこいなんぞ不謹慎だと言われるかもしれない。被災して生活もままならない人がたくさんいて、原発から放射性物質がいまだに放出されている現在、祭りどころではないのかもしれない。でも、それはコンサートを開けない歌手やプレイできないプロ野球選手やライブのできない漫才師と同じで、「それが当たり前のように行われていた日常」へ戻るために、必ず必要になるときがくるだろう。

その「日常」を取り戻すために、僕らは踊り続ける。