近況といいますか。

僕が最近何をしていたのか?

5月22日以来まともな文章を書いてなかった。理由はちょっと重要な仕事に集中していたので、なかなかブログを更新する事ができなかったのだ。

その仕事とは、平成25年4月に開学する僕が勤める大学の新キャンパスの施設獲得だ。既存の学科が移動してできるそのキャンパスで、学生や教職員のための食堂を運営しないかという呼びかけがあった。しかし、その業者の決定方法はプレゼンテーションと試食会による「コンペ」。僕の生協は設立以来様々な理由で食堂の運営はやってこなかった。大学の食堂は負担が大きい割には、利幅が少ないのも理由の一つだ。

今回のオファーに関しても、最初は生協内でも慎重な意見が多かった。提示された営業時間の条件などが厳しくて、採算に合うかどうか疑問に思えたからだった。

しかし、僕は強力に進める事を提案した。食堂は学生にとっても教員にとっても憩いの場所で、生活の場所だからだ。そして食を担当する事は「生きる事を応援する事」になるからだ。そんな重要な部門を担えるチャンスはぜひなんとか手に入れたかった。

5月10日にコンペの説明会があってから、食堂の資料をあさり、他大学の生協食堂を見学し、本部とも打ち合わせをかさねた。そして何度も再考を重ねて書き直した提案書を6月4日に大学へ提出した後は、プレゼンに向けてのスライド作りに没頭した。徹夜して事務所に泊まることもあった。そして、6月16日、他の競合3社とともに、約50名の学生や親、教職員の前で僕ら生協の考えるプランを紹介した。ちょっとミスったところもあったが、やり切った。

結果は今月末に知らされる。まあ、これだけやって他に決まるなら仕方ないだろう。

非常に大変だったけど充実した1ヶ月だった。

2010年06月20日のツイート

iPadは本当に有用なのか?

iPadを手に入れてから20日が経過した。その間にケースを3つも買い換え、いまの一番理想的な物にたどり着き、ホッとしている。電車の中で取り出すのもだんだん慣れてきた。でも、RSSを読むのも、Twitterを読むのも、格段にiPadの方が見やすい。バッテリーの持ちなどは比べ物にならない。こうやって文章を書くのも、ブラインドタッチがほぼ可能で、当初考えていたワイヤレスキーボードはいらないかもしれない。

ただし、期待外れな面もある。たったまま使うのは多少重い。日本において、特に僕のように千葉の田舎に住むものはwi-fiモデルはダメだ。必ず3Gが必要になる。ネットにつなげないiPadは実力の半分も出せない。かといって、wi-fiルーターはまた金がかかる。

さらにiPad用のAppはiPhoneに比べて若干高い。これはなぜなんだろう。そしてきわめつけは、電子書籍サービスが乱立して、自分の読みたい本がどこのあるのかわからなくなってきた事だ。 日本の音楽がiTunesやmoraや着うたに分かれているのと同じように、いやもっとひどい状況で書籍は何がなんだか分からなくなってきている。みんな自分の利益を守る事ばかり考えて、読者の事など置いてきぼりだ。本は本屋で選ぶ時に表紙の装丁やその帯を見たり、パラパラ中身を見たりして、買うか買わないかを決めるものなのに、それもさせずにいきなり買う気にはなれない。さらに、紙の本よりも高く売り出す出版社まであらわれた。付加価値が何もないものを消費者が高く買うはずがないじゃないの。

まあ、とにかくiPadの真価が問われるのはまだまだこれからだ。