北天魁を見て考えた

昨日、ひょんな事から北天魁の練習を見学させていただいた。最初は僕1人でいく予定だったのだが、うちのメンバーがどうしてもいっしょにというので、結局大人数で押しかけることになった。

騒音防止のため締め切った体育館は、サウナのように蒸し暑い。窓やドアを全開で換気扇までまわして練習してる僕らは恵まれてる。北天魁は今週末の朝霞に向けて、2段ステージの練習を中心におどっていた。

グループごとにインストがついて、ところどころ止めながら、フォーメーションを調整していく。効率的でいい。踊り子達もろくな休憩もとらず練習を続ける。文句を言う人はいない。みんなが熱気に包まれ、練習が進むにつれ、更に増していく。

これだ。この熱気。

舞ちはらが今1番必要なのはこの熱気だ。

人数や踊りの技術ももちろん大事だが、熱気がなければ見るものに感動を与える事はできない。

どうすれば、そんな熱気あふれるチームになれるのか?答えはまだない。

最後に踊ってくれた「2008~ストレンジャー」は実に楽しかった。(途中で「舞ちはら~!」なんて掛け声まで入れてくれて楽しませてくれた)

KANEさんをはじめ北天魁のみなさん、ありがとうございました。

船橋こぼれ話

<驚いたこと>

船橋市民祭りはとにかく観客が多い。沿道にたくさんの人が集まって演舞を見てくれる。そればかりかビルの窓やマンションのベランダからも、人が鈴なりで見てくれている。さらに夜になるに従って、人出はどんどん増えて行く。歩道は露天と人で歩けなくなるほど。

<失敗、トラブル?>

・最初の船橋駅前の演舞会場では、マイクから音が出ずに最初の数チームはMCなしで演舞を行った。その後直って前口上は何とか言うことができたが曲がかかると、その音が大きすぎてMCはさっぱり聞こえず。

・思った以上に会場の距離が長く、舞ちはらは進みきれず、3回目までゴールに届かなかった。そこで進み具合などを調整して最後の4回目でようやく、地方車まで届く事ができた。

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駅前会場

・舞ちはらの衣装には小物が増えたのだが、演舞中にそれを落とす者が続出。鳴子、スカーフなどはもとより、上着を脱ぐのだがそれが落ちないように止めてあるゴムが、切れてしまい、仕方なく脱いだ後わきに投げ捨てる強者も登場した。

・MCがカミカミで情けないことに。

1回目ーーーーマイク不調であおりはできず

2回目ーーーー開口一番「市原市民のみなさんこんにちはーーーー!!」と言ってしまう。(恥)

3回目ーーーーメンバーしかわからないのに、「先ほど市原市民のみなさんと言ってしまいました。すみません。」などと謝ってしまう。

4回目ーーーーすっかり日も暮れてあたりも暗くなっているのに「船橋市民のみなさん、こんにちはーーーーー!」と叫んでしまう。その後すぐ「こんばんわでしたね。」などと訂正をする小心者の私。

・3回目の演舞の時、あまりの観客の多さと盛り上がりに気を良くした僕は、地方車の脇でノリノリであおっていると、周りの観客が踊り子を見ずに、ニヤニヤしながら僕を眺めていた。お客さんに周りを囲まれて、あおる経験は初めて。照れくさいやら、やりにくいやら。踊り子を見てあげてくださいね。

・自慢のiPhoneが会場でいきなり故障。電源が入らなくなった。(後にバッテリーが切れただけと判明)それに気をとられ、危うく演舞用のMDを提出し忘れた。(運営者側も僕に電話をくれたようだったがもちろん通じず。)

・昼ご飯に駅前のバーガーキングで買った特大のハンバーガーを食べたが、そのトマトの汁を思いっきり衣装のパンツにたっぷりこぼしてしまった。「代表~~子供みたいですよ~~~。」と揶揄されつつ、洗面所で必死に汚れを落とした。

・会場の位置変更を一刻も早くメンバーに伝えようと走ったときに、思いっきり衣装の裾を踏んで転び、膝小僧と衣装を少しすりむいた。

<ケガの功名>

・うちの若手のホープの旗士は小学校3年生。昨日は非常に風が強く危険だったために、パレードの後ろからついてくるのをあきらめ、地方車前に静止して、みんなを迎える形で旗を振ることにした。これがある意味正解。ゴール近くの観客は彼に拍手と暖かい掛け声をたくさんかけてくれた。よかったなあ。

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船橋、最高!

いやー久しぶりにいいイベントだった。

今日は船橋市民祭り(ふれあいまつり)だった。噂には聞いていたが本当に暑いお祭りだった。

まず、天気が真夏のピーカン。暑い。容赦なく照りつける太陽ですぐに汗だくに。

そして、参加チームが熱い。ホームチームの舞神楽をはじめ北天魁や市船などビッグチームが勢揃い。そのほかにも船橋のチームを中心に13チームが参加。パレードのみのストリートで演舞を行う。

そしてそして何より、お客様が熱い熱い。このお祭りはあまりYOSAKOIが優遇されているとはいえず、それどころかタイムスケジュールや演舞場所、出場チームもどこにも出ていない。大会本部のアナウンスにもよさこいはほとんど紹介されない。

なのにだーー

お客様は炎天下に、どうやって調べたのか会場のストリートの脇に開始のかなり前から座り込み、演舞が開始になるのを待ってくれている。実際演舞が始まると黒山の人だかり、みんなわれもわれもと演舞を見たがるので警備が大変だ。さらに踊りに対して、拍手や手拍子、歓声や掛け声をどんどんかけてくれる。めちゃくちゃ反応がいい。これで燃えないチームはない。

舞ちはらも4回演舞をしたが、たくさんの拍手をいただいた。3回目までは、ちょっと練習不足もあって、ゴールまで進みが達しないことが多々あったが、最後の夜の演舞はばっちり。のりにのって現時点での最高の演舞ができた。踊り子のテンションは本当にお客さんで決まるんだなあ。

舞神楽のみなさんは、水やおしぼりを踊り子のために用意してくれたり、会場の誘導や運営などなど細かいこともやっていただいて本当にお世話になった。感謝!

ああ眠い。