ちばよさを終えて(長編)

ちばYOSAKOIから2日たった。ぼくは終わった当日に打ち上げと称して、うちの旗士とかみさんでさんざん飲んだ。そのおかげで昨日はひどい二日酔い。情けないことに仕事も早めに切り上げて家に帰ってきた。

そんなわけで、えらく遅くなったけど、ちばYOSAKOI2007のご報告です。

10月27日は季節外れの台風が接近する中、残念ながらジュニア大会は中止になった。それでも3チームくらいカッパを着て踊ったチームがいたと聞いたときには驚き。そのころ舞ちはらは体育館で最後の練習を行った。

夜には恒例の懇親会が行われた。今年は北海道からよさこいの重鎮といえる方々をゲストにお招きしてのフォーラムが開かれた。そんななか僕は町田氏の「よさこいというのは一言で言うと人と人との出会いにつきる。」という言葉が大変印象に残った。自分の事に置き換えても、よさこいを始めてから本当にたくさんの人に出会った。男女を問わず幅広い年代の人と「よさこい」という共通項で友達になれるとはなんてすばらしいことだろう。

お楽しみ会での演舞も最高に楽しかった。

本祭の日10月28日は台風一過のすばらしい天気になった。風も穏やかで空は抜けるように青かった。

そんな中僕らはポートタワー会場のパレードから演舞のスタートだ。ストレッチをしていると、市船の演舞が始まりついついみんなで見物してしまった。そのため練習する時間もなくほぼぶっつけ本番となる。午前中という事もあってかどうも動きが鈍い。あいさつもばらばら、列はグニャグニャ、手の降りも会ってない。自分のMCも何となく乗れていない。いかん。

演舞後みんなを集めて「全然だめだ。このままでは審査でいい成績を残せるわけがない。」と話した。そして、なんとあいさつの練習。「みなさんこんにちは~」審査前に何やってんだろ僕らは。

場所を移動し、いよいよ審査の銀座通り会場。1本目の前にみんなで円陣を組んで気合いを入れ直した。スタートしたのはいいけれど、前のチームがなかなか進まない。このままでは追突するのではないかとひやひやしてしまった。

そして、いよいよ審査対象の2本目のパレード。みんなの表情も動きもいい。ぼくはパレードの中央付近でみんなが通り過ぎるのを見るような感じになった。ひとり一人の顔を見ていると、いままでの練習のことや、いろんな事が頭に浮かんできて胸が熱くなった。一時、練習にほとんど人が集まらないこともあった。でも僕はあきらめずにみんなの奮起を待った。そしてここ1ヶ月くらいはちばよさに向けてみんなががんばれたと思う。レベル云々を抜きにして、今堂々と踊っている舞ちはらのみんなを僕は誇りに思えた。

そんな舞ちはらの踊りは見ている人にも通じたようだ。翌日の千葉日報にはちばYOSAKOIの記事には、なんとこの銀座通りの舞ちはらの演舞がカラー写真で掲載されていた。ファイナルに残ったチームでもなんでもない僕らが掲載された。うれしい!

審査を終えた僕らは次に栄町通りでのパレード。ここでは最年少MCにちょっとご登場してもらい「かまえ!」をかけてもらった。(笑)沿道からも笑顔。舞ちはらも最高にリラックスして踊った。

続いてミラマーレ会場でのステージ演舞。立ち位置だけはしっかり確認練習して、演舞にのぞむ。まずまずかな。多少みんなに疲れの色が出始める。

最後はメイン会場の千葉中央公園のステージ演舞。最後も円陣を組んで気合いを入れ直す。夕日の中でライトを浴びての演舞は最高に気持ちよかった。みんなのびのびと演舞できたんじゃないかな。細かいミスもあったけど力一杯踊れた。

最後のあいさつでちょっと違うことを言おうとしたらカミカミになってしまって、失笑を買う。ああしまらねえなあ。

舞ちはらの演舞はこれで終わりだった。ファイナルはどこのチームも素晴らしい演舞で、北天魁が大賞を取った。おめでとう。

最後に今日初めての演舞である「よさこい島」を総乱舞として踊って1日をしめた。